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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第270号】~成功を収めつつある上海ディズニー~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2017年5月17日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第270号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 日本のゴールデンウィーク休暇を利用して、兄が上海に来ました。彼にとっては初の上海。外灘や豫園、東方明珠塔、環球金融中心(森ビル)、南京東路など定番の上海観光スポットのほか、江南水郷の西塘や蘇州にまで足を運び、最後は上海ディズニーランドで締めくくりました。
 私にとっても初めての西塘。上海市内から南西に約70km、車で1時間程度の距離です。米映画「ミッションインポッシブル3」の舞台にもなった場所で、主演のトム・クルーズが駆け走った水郷の直ぐ側の小道「煙雨長廊」と「送子来鳳橋」が有名です。当時(2005年)、映画撮影のために総額1億元(現在のレートで約16億円)を費やして全敷地を5日間借り切ったとのこと。今ならもっと費用がかかるかもしれませんね。
 自宅に戻り、改めてネットTVで同映画をおさらい、いまと全く変わらぬ風景が画面に映し出され、兄も感動していました。また同じく撮影の舞台となった浦東の中国銀行ビルや太平洋保険ビルにも歓喜。普段目にしているビル群ですが、改めて観光客の目線から見直すと新鮮でした。
 本来ならば16年4月に開業、高さ632m、128階建てという中国一、そして世界第2位の高さを誇る超高層ビルの「上海中心」のほうに注目してほしかったのですが。4月に展望台が一般オープンしたばかりの話題のスポットながら、それほど感動した様子もなく、拍子抜けしてしまいました。
 今週のコラムは中国で着々と人気を集める上海ディズニーランドについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第270号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第270回)
     ~成功を収めつつある上海ディズニー~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2017年3月号(vol.42)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「伸びる生鮮品ネット販売」(2017年4月28日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「$13bn in fresh food sales point to China's latest online headway(伸びる生鮮品ネット販売)」
         「Taipei eateries attracting mainland Chinese(台北の人気店、中国も注目)」
         「China's revolutionary O2O supermarket chain(ネット融合 先端スーパー)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第270回)
 ~成功を収めつつある上海ディズニー~

 5月6日(土)に2回目の上海ディズニーランドに行きました。前回は昨年9月、娘の運動会の振替休日を利用した月曜日でした。当時はまだオープンして3カ月ほど。高い入園料や、園内のレストランの食事が高くてまずいといったネガティブな情報が多く広まっていたからか、それほど混雑を意識することなく楽しめました。人気のアトラクションは1時間前後の行列ができていましたが、ファストパスの取得及び使用方法もまだ知り渡っていなかったためか、比較的容易にゲットできました。
 ところが、今回は週末であることも関係し、とにかくすごい入場客の数。入園前からセキュリティチェックで約1時間、さらにチケットゲートでも約30分待たされるほどの行列。やっとのことで入場したころには、すでに疲労感がありました。
 アトラクションも、人気の高いバイク型のローラーコースター「トロン・ライトサイクル・パワーラン」や円形ボートのラフティング「ロアリング・ラピッド」、ファミリー向けコースターの「七人のこびとのマイントレイン」はこぞって待ち時間が100分超え。一番人気のハングライダーに乗って世界中を旅する「ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン」は150分待ち。ファストパスも長蛇の列ができ、あっという間に配布終了でした。
 上海ディズニーランドの人気も徐々にうなぎのぼり。16年6月16日の開園から今年3月までに入場者総数が850万人を突破、1周年までに1000万人に達する見込みとのこと。16年度の東京ディズニーランドとシーの入場者数(合算)が3000万4000人、USJが1460万人なので、これらと比較すると若干見劣りする感じですが、初年度はいずれも約1000万人だったことを考えると、出足はそれほど悪くないことがわかります。
 結局、トロンとソアリンはいずれも東京にはないことから列に並んでトライしましたが、終わった頃には足が棒状態に。ファストパスのダフ屋が出回り、数枚綴のクーポン券のようなものも販売されているといった噂を耳にしましたが、もうしばらくは遠慮したいと思います。マナーや接客の悪さなどがメディア等で話題となった上海ディズニーですが、着々と中国の認知度と人気を高めているようです。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「新しい商業モデルをリードする「盒馬鮮生」(1)」
 ~生鮮ネット販売業界〜高品質と利便性が急成長の推進力
 収入の増加とめまぐるしい日常生活の影響を受け、若年層や中産階級層の生鮮食品ネット販売に対するニーズは高まり続けている。 企鵝智庫が2015年に行ったオンライン調査によると、15年にネット上で生鮮食品を購入したことがある人の割合は24.5%、購入したことはないが、興味はあると答えた人の割合が48.1%を占め、併せて約70%の人がネット購入を支持していたことがわかる。易観智庫の調査データによると、中国における生鮮食品ネット販売は2012年から発展し始め、その市場規模は当初の40億元から15年は542億元、16年には913億元に達し、68.6%の成長を記録......
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「16年の総括から考察する17年の中国消費トレンド分析 (18)」
 ~心理的、社会的要素が中国消費者の消費行為と意思決定に大きく影響(2)
 2016年はコンテンツのために出費をする「元年」でもあった。それまで中国の消費者にはコンテンツにお金を払うという概念があまり根付かなかったが、10年の育成期間を経て、その意識も徐々に変わりつつある。モノからサービスへと広がってきたユーザーの出費意識はついにコンテンツにも到達、動画サイトの有料サービスを利用する人も増えてきた。会員制も重要な利潤獲得手段だ。16年、有料サイト市場は成長を続け、ユーザー規模は6,245万人、市場全体の収入も107.9億人民元に達した......
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「16年の総括から考察する17年の中国消費トレンド分析 (17)」
 ~心理的、社会的要素が中国消費者の消費行為と意思決定に大きく影響(1)
 現代的なライフスタイルや、収入の増加、開放的な社会概念の浸透は、一線・二線級都市において多くの独身貴族層を生む結果となった。「独身」は、「自分が好きなものを所有する自由」を意味し、可処分所得もまさに「勝手に処分可能」という意味合いが強まる。家庭を養うための経済負担がないため、自分で稼いだ収入は「派手に」「何も考えず」使ってしまうことが可能だ......
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「16年の総括から考察する17年の中国消費トレンド分析 (16)」
 ~新しいテクノロジーが新たな消費を創出
 スマート技術は家庭にも進出が進んでいる。人々はIoTをコンセプトとするスマート家具に慣れ親しみ、より小さく、より効率的な家電で空間使用率を高めたいと考えるようになっている。掃除用ロボットや対話可能なスマート家電製品などがその筆頭だ。今後、スマート機器は学習能力を備えた「生きた」システムに発展し、使用者の生活習慣や状況を感知することも可能になるだろう......
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2017年3月号(vol.42)発行

 会報誌2017年3月号(vol.42)では、巻頭特集にネットスーパー、特に生鮮品のネット販売市場を取り上げました。スマートフォン(スマホ)の普及に伴い、アプリを介したネットビジネスが急速に広まる中国。ネット通販はもちろん、タクシー配車から出前代行、シェア自転車と応用範囲が広がっていますが、いよいよ生鮮食品もアプリから購入して自宅まで届けてもらうのが当たり前の時代になろうとしています。実際に中国の生鮮食品のネット販売は2012年から発展が始まり、市場規模は当初の40億元から15年は542億元、16年には913億元にまで拡大。その勢いはとどまることを知らず、17年には1449億元に、そして19年には3506億元に達すると予想されています。20年にはオンラインの生鮮品の売上高が、都市部の総消費の15~25%に達するとも予測されている中、同市場の主要プレイヤー(プラットフォーム)各社の状況、ユーザー層、売れ筋商品カテゴリ、利用する理由や懸念事項、発展する上でのハードルなどを分析。さらに、ネットスーパー運営会社の9割が赤字といわれている中、革新的なO2Oモデルで会員制リアル店舗を倉庫及び配送センターとしても活用、現在業界内外から注目を集めているネットスーパーの「盒馬鮮生」について、その運営モデルから配送及び商品管理の仕組み、さらにはビッグデータの活用方法などについて調査・分析しています。
 次は、広東省・深センの消費現場視察レポートです。1992年から始まる改革開放の先鋒として、中国経済の現代化と急成長を先導した深セン。16年のGDPは1兆9492.6億元、1人当たりGDPは16万7000元となっており、都市別では上海、北京、広州に続き第4位。中国でも有数の民間企業がこの地から生まれており、QQや微信などネットサービスを手がける騰訊(テンセント)から通信設備やスマホの華為(ファーウェイ)、EV(電気自動車)の比亜迪(BYD)、さらには商用ドローン(無人航空機)の世界シェア70%をも占めると言われているDJI(大疆創新科技)など、世界でも通用する技術やアイデアを併せ持つ企業や人材が多く輩出されています。このように製造業やITなどにスポットライトが当たる深センですが、意外にもこれまで消費現場についてそれほどレポートされていないように思います。そこで、今回改めて深センの3大主要商圏である「羅湖」「福田」「南山」を視察、中国を代表するモール「万象城(MIXC)」を筆頭に、新旧の注目商業施設を紹介しています。アパレル系チェーン店のトップから「中国の中でも極めて特殊、いまや日本や香港と同じマーチャンダイジングで通用する唯一の都市」と評される深セン。中国政府が目指す消費主導型経済の“あるべき姿”を垣間見たようにも感じられた消費現場のレポートは必見です。
 中国コンビニ最前線レポートでは、先月号に続いて江西省の省都・南昌のコンビニ事情について。地元政府からの手厚いサポートを背景に、市内では新規店舗の開店ラッシュが続く中、最も勢いがある「楽豆家」をピックアップ。緑と青をベースとした店構えに「F」から始まる英語名「FunBean’s」が、一見「南昌にも全家(ファミリーマート)が進出?」と見間違えるほどよく似ています。11年に、地場系の老舗食品企業である江西嘉徳食品有限公司が全額出資して設立。12年に第1号店をオープンし、店舗数は16年10月時点で85店超。店内は明るく清潔で、商品の陳列方法も上海や北京で目にする日系の現代的なコンビニと遜色ないレベルに達する同社のブランド及び立地戦略、また運営体制について紹介しています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.42(2017年3月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『新しい商業モデルをリードする「盒馬鮮生」』
 生鮮ネット販売業界~高品質と利便性が急成長の推進力

【現地視察レポート】広東省・深セン
『香港とソフトパワーで消費主導型経済のお手本に』
 深セン消費現場視察レポート

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『新興勢力が続々と開店、サービスを充実させて、店の個性を競い合う』
 南昌のコンビニ市場をリードする「楽豆家便利店」

【都市別調査】
スマホの次は「紙」〜フィナーレ
『ネットも介して広まる手帳 個性際立つ新型書店』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第102回「伸びる生鮮品ネット販売」(2017年4月28日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第102回は「伸びる生鮮品ネット販売」(2017年4月28日付)。上海の自宅に届いた白い発泡スチロール製の箱。中にはピクピクっと動く豪州産ロブスターが保冷剤とともに入っている。送り主は上海を拠点に輸入高級食材を専門に扱うネットスーパー「甫田網」。台湾系総合スーパー大手の大潤発(RT-Mart)を傘下に持つ高鑫零售からも出資を受けた。中国で生鮮食品のネット販売が急成長している。2012年には40億元程度だった市場規模が、16年には913億元に達した。今後も年平均50%以上の成長を維持し、19年には3500億元を超える見込みだ。一方で業界内では9割以上が赤字運営と目されている運営各社だが、果たして順調に成長を維持できるのか…。
 次回の掲載は2017年5月19日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「$13bn in fresh food sales point to China's latest online headway(伸びる生鮮品ネット販売)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/13bn-in-fresh-food-sales-point-to-China-s-latest-online-headway

「Taipei eateries attracting mainland Chinese(台北の人気店、中国も注目)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Taipei-eateries-attracting-mainland-Chinese

「China's revolutionary O2O supermarket chain(ネット融合 先端スーパー)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/China-s-revolutionary-O2O-supermarket-chain

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