中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第334号】~話題の網紅店「喜茶」、初体験!~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/

===============================
2018年8月22日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第334号】
===============================

 こんにちは。キャストの大亀です。

 日本へ出張や帰省で戻るたびに、改めて「不便だなぁ」と思うのが現金です。中国ではほぼすべての支払をスマートフォン(スマホ)で済ませてしまうといっても過言ではないでしょう。そもそも財布を持参して外に買い物に行ったのはいつだろうと思ってしまうくらいです。

 日本ではデパートやコンビニなどで「支付宝」や「微信之付」などスマホ決済対応のお店が増えてきましたね。タクシーもこの2つに加え、「Origami Pay(オリガミペイ)」という日本のスマホ決済が使えるようになっていました。日本の金融界もスマホ決済普及を本格化させようとしている動きが目立つようになっています。

 そうした中、先月の広島帰省時に訪れたデパートで目にしたのが、財布売り場。大きな棚スペースに数多くの色や種類の財布が陳列されており、どの財布にするか店員と相談している客の姿も。もはや財布を持ち歩かなくなった身としては、何の興味も沸かないのですが、日本もスマホ決済普及とともに、この業界も廃れていくのでしょうか…。

 そういえば、今年に入ってから、日本滞在時にお釣りで受け取る「5円」玉を集め始めました。年初の初詣の際に、集めた5円玉をお賽銭として「ご縁」に感謝しようかと。キャッシュレス社会が浸透すると、こうした楽しみもなくなってしまうんでしょうね。

 今週のコラムは中国で最も有名な網紅店の「喜茶(HEYTEA)」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第334号をお送りいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上海事務所移転のお知らせ 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2018年8月15日に弊グループ上海拠点は下記住所に移転いたしました
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=609

【新住所】上海市浦東新区陸家嘴環路1000号 恒生銀行大厦5楼
     https://cast-group.biz/locations/#anc4
     ※電話番号、FAX番号は変更ございません。

◆◇競合他社のベンチマーク調査のご案内◇◆
================================================================
最近弊社では競合社のベンチマーク調査の依頼が増えております。中国での更なる業務拡大を行ううえで、競合他社の組織や運営体制、戦略、KPIなどを調査・分析しています。
<<お気軽にお問い合わせください!!>> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
================================================================

【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第334回)
     ~話題の網紅店「喜茶」、初体験!~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2018年6月号(vol.55)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
        第134回「灼熱のeスポーツ市場」(2018年8月17日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
コラム
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第334回)
 ~話題の網紅店「喜茶」、初体験!~

 「喜茶」。この名前を聞いてピンと来る人は、どのくらいいるでしょう?これがどんな茶飲料で、最近中国でどんな状況になっているかまで答えられたら、相当“中国通”といえるでしょう。

 英語で「HEYTEA」と称される喜茶は、ネットなどの口コミで大人気の「網紅(ワンホン)」店を代表する超人気店。ある意味、網紅店というキーワードを広めた最初のお店ともいえます。

 広東省の地方都市・江門発の茶飲料チェーン店。2017年2月に上海人民広場の来福士広場(ラッフルズシティ)モールに出店するやいなや、連日長蛇の行列ができました。館内では収まりきらず、外に特設されたレーンに数百人に及ぶ客が列をなしました。

 最近はこうした異常な人気も沈静化していますが、それでもまだ行列なしでは買えない状況です。これまでこのメルマガや会報誌で、何度か喜茶についてレポートしてきましたが、恥ずかしながら実はまだ一度も口にしたことがありませんでした。

 そこに初めてのチャンスが到来しました。上海の南京西路・石門一路に2017年11月オープンした太古匯モール。世界最大規模のスターバックスが併設されて有名なモールですが、喜茶もテナント出店しています。

 日曜日の夜9時頃。友人との会食を終え、帰宅の途につこうとしたところ、喜茶を発見。なんといつもお店の前にできている行列がありません。レジの前に10人くらい並んでいるのみ。これはチャンスと思い、初めての喜茶にトライしました。

 定番の人気メニューであるチーズホイップがトッピングされた「金鳳茶王」と、季節メニューの桃をふんだんに使ったアイスティーをオーダー。会計を済ませ手渡された番号札は「1149」。そしてスタッフから一言「大体40分くらいかかります」と告げられました。

 確かに、周りを見渡すと、ドリンクを楽しんでいる人もいますが、多くがオーダーしたドリンクを待っている人たちでごった返しています。受け取りカウンターに表示された番号も「1101」。ざっと50人が順番待ちしていることに。1人当たり2~3杯のドリンクを購入していたので、確かに時間がかかりそうです。

 待つこと45分。ようやく手にした喜茶。カップの蓋には2つの穴が。1つはストロー用、もう1つは、チーズホイップを飲むためのものです。ティー自体は、正直何ら特別感はなかったのですが、チーズはほんのり甘くなめらかで、ティーと一緒に飲むとなんとも言えない絶妙なマッチング。若い女性がハマるのも分かる気がしました。

 1日に1店舗で4000杯、8万元を売り上げることも。単なるオシャレな網紅店と思っていましたが、味も人気の秘訣になっていることがわかります。人気の浮き沈みが激しい網紅店ですが、喜茶の人気はまだ当面は続きそうです。

文責:コンサルタント 大亀浩介

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

★Facebookのアカウントをお持ちでしたら、ぜひ「いいね!」をお願いします
================================================================
キャスト中国マーケティング・ECサイトの公式Facebookページ
■□■大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』■□■
http://www.facebook.com/chinamarketinsight/
<<中国各地の素顔を、写真とミニレポートでリアルタイムにお伝えします>>
================================================================

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
新着コンテンツ一覧
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

◆中国でも日本の「抹茶」がブームに (5)
 ~抹茶ファンを称する新語も登場 今後の主戦場は、地方都市にシフト

 中国の新たな消費トレンドの注目株でありながら、すでにメジャーなフレーバーとしても定着しつつある「抹茶」。抹茶を熱愛する人たちを称する「抹茶控」や「抹茶骨灰粉」などという新語も誕生。一般のスイーツ店も、抹茶テイストの新商品を発売したり、抹茶をテーマにした新規店舗も続々と登場している。抹茶の独特の口当たりと、健康的でさわやかなイメージ、多様な商品構成、そして見た目の美しさなど、いずれの特徴は幅広い若年消費者層に支持されるポイントだ......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2432

◆中国でも日本の「抹茶」がブームに (4)
 ~人気の抹茶スイーツ店

 南京発の「無邪」は、現在最も知名度の高い抹茶スイーツチェーン店だ。設立は2014年。創業者は、抹茶と日本文化をこよなく愛する90後世代。お店のシンボルは、日本の武士の鎧を身につけたウサギで 、店内はカーテンから紙製のランプシェード、畳など、“京都”風のインテリアでまとめられている......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2431

◆中国でも日本の「抹茶」がブームに (3)
 ~消費昇級トレンドを背景に “より良い”抹茶パウダーを求めるように

 中国消費者による抹茶製品への注目度と消費が急速に伸びるに伴い、抹茶の需要量と品質への要求も同時に高まっている。以前、中国で消費される抹茶といえば、その多くは緑茶粉末や抹茶香料だったりするケースが多かった。また多くの消費者はそれらの違いを判別できず、メーカーも原材料コストにより敏感だった......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2429

◆中国でも日本の「抹茶」がブームに (2)
 ~抹茶ブームの背景は?写真映えと健康志向が大きく影響

 抹茶はフレーバーとしてだけでなく、食品添加物としても、幅広い応用範囲を兼ね備えている。食べ歩きできるアイスクリームから、店内でゆっくり味わうスイーツやドリンク。そして、テイクアウトできるスナックから調味料まで、製品ラインが幅広く、様々な消費者のニーズを満たすことができる。 こうした抹茶の応用領域の広さが、多様な消費者のニーズを取り込む絶好の条件となっている......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2428

◆中国でも日本の「抹茶」がブームに (1)
 ~健康、美味、見栄えの良さが若者のニーズにマッチ

 現在、上海や北京、広州などの大都市で、大型のショッピングモールに行くと、ほぼ例外なく抹茶スイーツの店に行き当たる。これらの店では、抹茶味のドリンクやスイーツをメニューに取り揃え、いずれも高い人気を博している。行列ができていることも多く、その人気は、17年9月号で紹介した近年流行りのニュータイプの「喜茶(HEYTEA)」や「奈雪の茶」、「恋暖の初茶」といった中国茶飲料チェーン店に勝るとも劣らない......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2426

◆いま話題のミュージック動画アプリ「抖音(Tik Tok)」(17)
 ~海外にも飛び火する抖音人気 世界各国でアプリランキングのトップに

 抖音の人気は中国国内にとどまらず、海外にも及びつつある。現在、抖音はすでに東南アジア、日本、韓国、ヨーロッパ、北米、中南米などの地域に上陸を果たしている。 2017年11月に、抖音の親会社がアメリカで人気のショート動画アプリ「Musical.ly」を買収。また、抖音の海外バージョンである「Tik Tok」が日本のApp Store総合ランキングで1位になり、日本のSNS上で大きな話題となった......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2425

◆いま話題のミュージック動画アプリ「抖音(Tik Tok)」(16)
 ~抖音専門のマーケティングサービス業者も登場

 いまやネットで話題となる「網紅」を育てるほど、有力なメディアに成長した抖音。 こうした人気に伴い、抖音専門のマーケティングサービスを提供する企業も現れている。ショート動画の制作や運営のスキルを持たない企業を対象に、撮影技術のほかに、抖音で動画を推薦されたり、無料で売上をあげるためのテクニック、抖音で人気の投稿者と企業とを繋げる窓口など、各種サービスを提供......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2424

◆いま話題のミュージック動画アプリ「抖音(Tik Tok)」(15)
 ~「抖音同款」メニューが巷で人気に

 ブランド各社が運営する抖音アカウントだけではない。ユーザーが投稿したショート動画のおかげで、人気を高めたブランドも少なくない。四川火鍋で人気のチェーン店「海底撈」がその一例だ。あるユーザーが抖音上で海底捞の店内で自身の独特の食べ方の動画を披露......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=2423

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お知らせ
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2018年6月号(vol.55)発行

 会報誌2018年6月号(vol.55)では、巻頭特集にアリババが浙江省・杭州に今年4月28日オープンしたショッピングモール「親橙里」を取り上げました。

 「親橙里」モールは、中国電子商取引(EC)最大手のアリババ自らがオープン・運営する初の“オフライン”商業施設。延床面積4万平方メートル、地上5階・地下2階の構造で、テナント数は70店前後。規模や立地だけから見ると、一般的な普通の地域型モールという印象なのですが、どうして業界内外で大きな注目を集めているのでしょう。

 それは、アリババが提唱・推進する「新小売(ニューリテール)」、つまりビッグデータやAI(人工知能)をフル活用し、リアルとネットと物流を融合させたオムニチャネル概念に対する考え方や技術が、モール内の到る所で具現化されているからと言えるでしょう。

 16年10月に、アリババ集団の馬雲(ジャック・マー)会長が、「新小売」のコンセプトを初めて提唱してから、アリババはオフラインの小売・流通チャネルの取り込みに尽力しています。これまでにも、百貨店の「銀泰商業」や「百聯集団」、台湾系スーパーの「大潤発」、家具量販の「居然之家」、ネット出前の「餓了麽」など、幅広い領域で投資を繰り返しながら業容を拡大・多角化してきました。

 これらは現時点では投資の意味合いが強く、アリババからの資金注入により店作りで大きな変化があったとは必ずしも言えないでしょう。しかし、今回の親橙里モールは、アリババが自ら運営を試みているだけでなく、「新小売」コンセプトを「実践」・「検証」する場として活用しようとしているのがあからさま。そういう意味においても特別な意味合いを有しています。

 今回の特集では、この親橙里モールのどこが特別なのかについて、「新小売」概念の実践場としてビッグデータや顔認識、AR(仮想現実)等がいかに活用されているかについて紹介。また「淘宝心選」や「天猫精霊」、「盒馬鮮生」など自社ブランドをメインとするテナント構成のほか、「淘品牌」という淘宝発の人気ブランドが初めてオープンするリアル店舗について、各店の詳細含め解説しています。

 さらに、淘宝・天猫のECサイトで期間・数量限定セールやイベントを実施するコーナー「聚划算」とのコラボ・ポップアップストア、スマート生活家電ショップ「宏図Brookstone」、「黒科技(ブラックテクノロジー)」を応用したOMO(Online-Merge-Offline)の試みなど、アリババが目指す「新小売」の今後の動向含め、現地視察・調査の結果を踏まえながら分析しています。

 次に、業界研究でフォーカスしたのが、「eスポーツ」。「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」とは、コンピュータゲームを用いてプレイヤー同士が対戦する競技のこと。対戦型のゲームを「競技」レベルに格上げしたもので、パソコンやゲーム機、スマートフォン(スマホ)などをツールとして、知力や技を競い合う「スポーツ」と定義されます。

 このeスポーツが、中国で急速に存在感を示し始めています。ユーザー数も爆発的に増加する中、政府や産業界、投資家からも熱い視線が注がれています。中国ネット調査大手iResearch(アイリサーチ)の統計によると、2017年の中国eスポーツ人口はすでに2.5億人に達し、市場規模は50億元を超えているとのこと。試合の観戦者数が延べ100億人を超えるイベントも出現しています。

 今年8月18日からインドネシアのジャカルタで開催される「第18回アジア競技大会(アジア大会)」では、eスポーツがデモンストレーション種目として実施される予定。また22年に中国の杭州で開催される次回のアジア大会では、正式のメダル種目になることも決定しています。世界的なeスポーツイベントで優勝する中国選手が登場するなど、これまでになく注目が集まっています。

 現在、人気の高い「英雄聯盟(League of Legends)」や「王者栄耀(Arena of Valor)」の競技版ライセンス料は1億元超で、中国内の大型スポーツイベントとほぼ同レベルに達しています。「英雄聯盟」のプロチームも北京、上海、重慶、杭州、成都、西安などの主要都市に誕生。またeスポーツ専門のスタジアムも北京、深圳、天津などに設立されています。

 中国政府も、国務院の「文化和旅遊部(文化・観光部)」が、新しいタイプの文化(カルチャー)業態の発展に注力しており、eスポーツ業界の現状と発展に注目するなど、官民挙げての産業育成が進む中国eスポーツ業界。

 今号では、こうした中国eスポーツの市場規模やユーザー人口、分業化が進むサプライチェーンや各セグメントでの主な企業、人気ゲームを排出するゲーム開発企業の取り組み、eスポーツイベントとスポンサー企業との関係、ユーザーの属性や市民のeスポーツに対する反応、eスポーツを活用したマーケティングを展開する企業、プロクラブチームの運営、「リーグ制」と「ホーム・アウェイ方式」によるeスポーツ観戦の盛り上がりなど、今後の発展トレンド含め、解説しています。

 中国コンビニ最前線レポートは、無人コンビニ、オフィスコンビニに続き、中国コンビニ市場に登場した新たな業態として注目の「車載コンビニ」について。

 車載コンビニは、車内に置かれたスナックや飲料を手に取り、商品上のバーコードをスキャン、スマホ決済で支払うというシンプルなモデルです。販売商品は、牛乳やパン、ビーフジャーキー、ビスケット、飲料などの軽食類が主体。陳列ボックスは、運転席と助手席の間や、運転席の後ろに掛けられたラックの中などに置かれています。

 1日のタクシー移動ニーズが10数億回にも達する中国。タクシーとネット配車車両を利用した車載コンビニというコンセプトや将来性が、投資家の間でも高く評価されています。今号では、杭州で18年1月から運営をスタートした「魔急便(Mobile Go)」と、深センの「GOGO+」の2社の状況についてお伝えしています。

 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2018年6月号(vol.55)  もくじ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【巻頭特集】
『「新小売」概念を実践・具現化する“実験場”に』
 アリババ初の自社運営モール「親橙里」

【業界研究】中国eスポーツ業界
『商業化が進む中国eスポーツ産業が急成長』
 官民挙げて業界の発展を強力後押し

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『タクシー内でスナック、飲料をスマホ決済する車載コンビニが人気』
 「新小売」業態の新たな注目株に投資家も熱い視線

【都市別調査】
広東省都市めぐり ~フィナーレ
『取り残された特区・汕頭 近づく浮上の足音』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

---------------------------------------------------------

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第134回「灼熱のeスポーツ市場」(2018年8月17日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。

 第134回は「灼熱のeスポーツ市場」(2018年8月17日付)。中国・杭州にある家電量販店で見かけたのが、一昔前のデスクトップ型パソコン(PC)。頑丈そうなデザインのPCケースが数台並べられ、大画面の液晶モニターも設置されている。スマートフォン(スマホ)やタブレットPC全盛のこの時世に「なぜ?」と不思議だったが、そこは「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」の常設ステージだった。

 eスポーツとは、コンピュータゲームを用いてプレイヤー同士が対戦する競技のこと。世界的に注目が集まっている新スポーツだが、中国でも人気急上昇中だ。2017年の中国eスポーツ人口はすでに2.5億人超。20年には3.5億人を突破すると予想されている。男女比は6対4で、19~30歳が7割以上を占めている。

 子供を持つ親に対するアンケートでも、子供のeスポーツ観戦について半数以上が支持、また約25%が将来この分野の職についても構わないと回答。こうした人気を後押ししているのが、プロチームやゲーマーの存在なのだが、果たしてその実態とは…。

 次回の掲載は2018年8月31日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

────────────────────────────
【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
────────────────────────────
■サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/

pageTop