中国の市場・業界・企業・商習慣を徹底調査&研究 ~ キャスト中国ビジネス「中国マーケティングEC会員コース」

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 大亀浩介コンサルタントインタビュー



2019/11/06 Vol.393
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第393号】~地方都市で急成長??中国越境EC市場~
中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/

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2019年11月6日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第393号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 先週は4年半ぶりにマカオを訪れました。異国情緒溢れる町並みや30箇所もある聖ポール天主堂跡などの世界遺産を見て回るのもよし。本場のポルトガル料理とワインに舌鼓を打ちながら、のんびり過ごすのがオススメです。

 マカオといえばカジノですが、私にとっては「蛋撻(エッグタルト)」です。それも香港式ではなく「葡式(ポルトガル式)」のほうです。1998年に台湾に住み始めた頃、ちょうど当地では葡式蛋撻が大ブームとなっていました。どのお店にも長蛇の行列ができ、気軽に買えない状況でした。

 ようやく手に入れた蛋撻。濃厚なバターの香り漂うサクサクのパイ生地に、表面を少し焦がしたトロトロ状のカスタードクリームが絶妙なマリアージュを演出します。「この世にこんなに美味しいものがあるのか」と感動する味でした。

 しかし台湾ではその後あっという間にブームが終焉。こうしたバブル的に短期間で盛り上がって萎んだ食品のことを「蛋撻効応(効果)」と呼ぶワードまで生まれたほどです。中国でもKFCで販売されていますが、ぜひマカオの瑪嘉烈(マーガレット)蛋撻店で本場の味を試していただきたいと思います。

 今週のコラムは中国越境EC市場の現状についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第393号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第393回)
     ◆「電子商取引法」の影響は?
    ~地方都市で急成長??中国越境EC市場

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2019年10月号(vol.68)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第393回)

◆「電子商取引法」の影響は?
 ~地方都市で急成長??中国越境EC市場

 会報誌10月号では中国の越境ECの現状もレポートしました。今年1月1日から施行された越境ECの新しい法令「電子商務(商取引)法」により、若干同市場に対する熱気が日本ではトーンダウンしたような感が否めません。その理由としては、同法令が個人の「代購(代理購入)」を強く規制するものだったため、日本の百貨店やドラッグストアでの“代理人”が急減したからとも言えるでしょう。

 そこで、実際に越境ECの市場自体への影響は?この新法令により萎んだのか?というのがテーマとして取り上げた背景にあります。では、実際にどうだったのでしょか?

 税関の統計によると、2019年上半期に、全国の越境ECの輸入商品品目数は前年比20.9%増で2.2億個、貨物価値も全体で前年比24.3%増の456.5億元だったようです。新法令が施行されたにもかかわらず、より多くの消費者が越境ECで外国商品を購入するようになっていることがわかります。

 まだ力強く拡大を続ける中国越境EC市場において、特に注目したいのが地方都市への広がりです。越境ECユーザーの多くは依然一線・二線級都市に集中してはいるのですが、艾媒諮詢(iiMedia Research)が公表した「2019上半期中国越境EC市場研究報告」によると、「618(6月18日のネットセール)」の期間中に、三線・四線級都市の越境EC取引が前年比153%で激増したそうです。

 天猫国際(Tモールグローバル)が毎月25日に行う「輸入品デー(進口日)」キャンペーン当日には、三線・四線級都市の注文件数が開場からわずか1時間で前年比1,170%増を記録。輸入商品を購入した人の数は前年比10倍以上で、その伸びは北京、上海、広州などの一線級都市を大きく上回ったとのこと。

 地方都市や農村では、格安品グループ購入サイトの「拼多多(ピンドウドウ)」が人気で、あまり正規ブランド品にはこだわらないという情報もあります。もちろん間違いではないと思いますが、こうして海外からの商品を求め始めたユーザー層も着実に拡大しつつあることは知っておくべきでしょう。

 2020年にはユーザー数が2億人を超えるとされる中国越境EC。この成長市場を前に手をこまねいている場合ではありません。地方都市や農村を視野に入れながら、マーケティング戦略を練っていきましょう。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

◆二線級都市へ昇進、急成長続く「貴州省・貴陽」(15)
 ~コンビニ業態も急発展 凱輝便利が120店でリード

 近年来、貴陽ではコンビニエンスストアの発展も目覚ましい。 凱輝便利、時開(Sky Mart)、老友記(Old Friends)、YOYO、国安社区、紅華便利などが代表的で、貴陽の新旧市街エリアで急速に増加している。家電量販チェーン大手の蘇寧(スニン)傘下の蘇寧小店、電子商取引(EC)大手の京東(JDドットコム)傘下の京東便利店も勢力を伸ばしている......

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◆二線級都市へ昇進、急成長続く「貴州省・貴陽」(14)
 ~商業の発展を牽引する 地場系大手「国貿」「星力」

 貴陽国貿と星力は、貴陽の二大商業集団だ。 貴陽国貿は貴陽市内で国貿広場、南国花錦、国晨百貨(2018年閉店)、金陽TP-mall、逸天城購物中心などを運営。 貴州省内のその他のエリアにも遵義国貿購物中心、凯里国貿購物中心、六盘水国貿広場などがあり、年商は25億元を超える。星力集団は1995年設立。百貨店、ショッピングモール、スーパー、倉庫物流、文創(文化+物流)など様々な業態を展開している。高いブランド開発力と運営能力を有する地場系小売・不動産サービス管理集団だ......

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◆二線級都市へ昇進、急成長続く「貴州省・貴陽」(13)
 ~地下鉄が新旧商圏を接続 駅を核とした商業発展も

 貴陽の地下鉄1号線は観山湖エリアを起点に、雲岩区、南明区を通過して花溪区に到達する。鉄道の貴陽駅と貴陽北駅という二大ハブを結ぶだけでなく、貴陽の三大エリアを1つに結びつける役割も果たしている......

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◆二線級都市へ昇進、急成長続く「貴州省・貴陽」(12)
 ~観山湖万達広場 モール内にミニ動物園

 観山湖万達(ワンダ)広場は、万達の貴陽1号店。2018年5月のオープンから現在まで1年未満ながら貴陽のショッピングモールランキングの10位にまで上り詰めた。周辺3~5キロメートルの範囲に13個の住宅プロジェクトがあり、地下鉄1号線と2号線にも隣接。さらに12本のバス路線も通過するなど、巨大な潜在顧客を有するのが強みだ......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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新着統計データ一覧
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※下記の統計データを閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要ですが、現在は「無料」で公開しています。

◆配車アプリのユーザー規模及び利用者の割合(2019年6月時点)

 CNNIC(中国互聯網絡信息中心)が公表した第44回インターネット発展報告によると、2019年6月時点において、配車アプリでタクシーを呼んだことのある人の数は3.37億人......

(詳細はこちら)
http://www.cast-marketing.com/_file/MarketingReport/PDF_File_2926.pdf

統計データ一覧はこちら >> 
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お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2019年10月号(vol.68)発行

 会報誌10月号(vol.68)では、巻頭特集で「国潮」ブームを取り上げました。「国潮」とはすなわち、その文言のとおり、「中国+潮流」の造語のです。

 当初、中国のデザイナーが立ち上げたストリート系のファッションブランドのことを指していました。その後、中国の伝統的な要素をデザインに含む製品全般に対して用いられるようになり、現在では中国製または中国産、つまり「メイド・イン・チャイナ」の良質なブランド全般を意味し、かつ再評価する風潮を指すようになっています。

 ファッションからグルメ、コスメ、家電、文創(文化「カルチャー」+創造「クリエイティブ」の造語)まで、中国ブランドの台頭は各業界の共通したトレンドとなりつつあります。1927年設立のスニーカーブランド「回力(Warrior)」が国際的なファッションウィークのランウェイに登場。中国版ミルキー「大白兔」はコスメブランドとのコラボによるリップクリームや香水を発売するなどです。

 「非遺(※「非物質文化遺産」の略で無形文化遺産の意)」が人気ワードとなり、伝統的な刺繍を施したパーカーを来た若者を街で目にするようになりました。新しい「国産品(※中国語で「国貨」)」の波は想像を遥かに超えた一大ムーブメントとなりつつあります。

 微信(ウィーチャット)の朋友圏(モーメンツ)で「国潮」関連の投稿を目にする機会も増えています。国産品を買い、国産品を使い、国産品を友人たちに見せびらかすことは、中国の若者の新たなライフスタイルとなりました。そんな彼らのことを巷では「国潮青年」と称しています。

 こうした若者を中心に中国国産ブランドや製品を再評価し、かつ愛用し始めた中国において、日本含む海外ブランドはどう立ち向かっていくべきなのか。スマートフォン(スマホ)や家電など国産ブランドがすでに大きくシェアを伸ばしている分野だけでなく、これまで海外ブランドが強かったコスメや食品などでも「国潮」と称したブランドや老舗店舗が勢いを増しています。

 こうした中国の“国産偏重”トレンドは、近い将来、日本企業(ブランド)にも脅威となりうる可能性を秘めています。高い品質やデザイン性など「ジャパン・プレミアム」として高評価の日本企業ですが、こうしたトレンドの変化はウォッチしておく必要があります。そうした日本企業に対して警鐘を鳴らすためにも、今回徹底的に調査・分析しています。

 次にトレンドウォッチとして、ビジネススーツやシャツをメインとするオーダーメイド服のスマホアプリビジネスの現状に迫りました。

 収入や生活水準の上昇に伴い、中国の消費者の嗜好は「ロゴ(ブランド)信仰」を経て、クオリティ重視へと回帰しつつあります。なかでも特に「個性」を重視する若年消費者の間では、マイナーなデザイナーズブランドが人気を集め、オーダーメイドブランドも注目を浴びています。

 中商産業研究院の統計によると、2013年以降、中国アパレル業界におけるオーダーメイド製品市場の年間成長率は22.9%で、市場規模は13年の600億元から2017年には1,371億元にまで成長。光大証券の予測では、2020年には2,000億元前後に達すると見込まれています。

 かつて、オーダーメイドと言えば、ハンドメイドで高級な生地を使用し、価格も高いイメージが強かったでしょう。ビジネススーツなら1万元(約15〜16万円)以上、高いものだと数万元にもなり、高所得者の特権といっても過言ではありませんでした。

 そうした中、多くの業界でネットを介した業態が続々と登場し、スマホを活用したスマート化も進みました。また消費者のニーズに応じて生産する「C2M(Customer to Manufacturing)」的な「柔性製造(フレキシブル・プロダクション)」といった技術革新も進展しました。

 このような環境の変化を背景に、ビジネススーツ業界でもスマホを介した「イージーオーダー」アプリが相次いで登場。庶民でもオーダーメイド製品を気軽に手に入れられるようになりました。

 スマホから注文すると専門スタッフが自宅(オフィス)まで訪問、採寸してくれるサービスが話題となり、すでに100万人の顧客を有するアプリも登場。実際に自らもスーツを一着新調した経験も交えながら、この新しいビジネスモデルについて紹介しています。

 業界研究では、中国越境EC(電子商取引)をピックアップしました。中国経済の急成長による生活水準の向上、海外への留学や旅行の増加、さらには海外からの文化や流行の流入などに伴い、よりハイクオリティな外国商品を求める消費者が増えています。

 またより良いモノやサービスを欲する「消費昇級(アップグレード)」トレンドも中国全土で広がる中、こうしたニーズを満たすプラットフォームとして、越境ECの発展は目覚ましいものがあります。海外ブランドにとっても、自国に居ながらして中国消費者に直接販売できることから、多くの日本企業も注目していることでしょう。

 2013年以降、急拡大を続ける中国の越境EC市場規模。電子商務研究中心が公表した「2018年度中国輸入越境EC発展報告」によると、2018年にB2B、B2C、C2C、O2Oなどの形式で行われた越境取引の規模は、前年比26.7%増の総額1兆9,000億元に達したもよう。越境ECを頻繁に利用する人の数は、2018年12月末時点で前年比34%増の8,850万人だったようです。

 また中国調査会社の艾媒諮詢(iiMedia Research)も、「2019上半期中国越境EC市場研究報告」で、中国の海外通販ユーザー規模は2020年に2.11億人を突破すると試算しているなど、さらなる拡大が見込まれる中国越境EC市場。一方で今年9月に、越境EC市場シェアの半分を二分してきたアリババ系天猫国際(Tモールグローバル)による網易考拉(ネットイースコアラ)の買収のニュースは業界内外に大きな驚きを与えています。この買収の目的とは?

 中国政府も越境EC市場の発展をサポートする政策を相次いで発表。沿岸部の大都市から内陸部の地方都市にまで広がりを見せる同市場の現状と今後の動向について調査・レポートしています。

 そのほか、以下のとおり、中国消費やマーケティングに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2019年10月号(vol.68)  もくじ
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【巻頭特集】中国国産ブーム「国潮」を徹底解剖
国産を好む若者が急増中!
「国潮青年」が生む消費のニュートレンド

【トレンドウォッチ】オーダースーツアプリ
自宅にいながら各種アパレルをオーダーメイド
オーダースーツも「訪問」採寸+販売の時代に

【業界研究】中国越境EC業界
アリババのコアラ買収でどうなる?
中国全土に広がる越境EC市場

【マーケティングレポート】ナマケモノたちの家①
スマートスピーカーが話しかけてきた

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