中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

中国ビジネス最前線 [ 2014年3月7日 ]

ナイキの戦略から見る中国スポーツ用品市場(3)
スポーツ文化を創出するナイキの取り組み
「当社は、スポーツ好きで各種イベントにも積極的に参加するコアアスリートは中国の消費者全体のわずか10%に過ぎないと見ている。残りの90%は「consumer on the edge(「周辺消費者」程度の意)」で、普段はスポーツをしない人たちだ。前者にはさらに良いサービスを提供し、後者にはスポーツのための何らかの「激励」を与える。当社の急務はこの90%を(スポーツに向けて)動かしていくことだ。」……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2014年3月6日 ]

ナイキの戦略から見る中国スポーツ用品市場(2)
パフォーマンスを追求するナイキの姿勢
「ナイキはスポーツをコアにしたブランド。我々のブランド精神は、スポーツにおける卓越したパフォーマンスの追求であり、イメージキャラクターは全てアスリートだ。マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、ロジャー・フェデラー、タイガー・ウッズなどがその例で、中国人では陸上の劉翔やテニスの李娜が挙げられる。単一ブランド路線を貫いており、ナイキと言えばハイエンドスポーツブランドという地位にある。」……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2014年3月4日 ]

ナイキの戦略から見る中国スポーツ用品市場(1)
スポーツの認識向上が急務、カジュアルブランドからの脱却を
2008年の北京五輪を契機にスポーツブームが到来し、スポーツ用品市場も一つのピークを迎えたが、楽観的な見通しが災いして過剰生産や在庫の山を築くという結果になった。同市場はここ数年、伸び悩みと衰退が続いており、ナイキやアディダスといった国際大手もその例外ではない。もっとも、市民のスポーツへの認識は徐々に高まっており、スポーツブランドが活躍する余地はこれから増えてくるかもしれない。……

 

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