中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年4月2日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(7)
日常生活の中に価値を見出す消費性向
80後と90後の生活や消費に対する考え方をまとめると、80後は「独立していて個性的。同時に慎重で理性的」、90後は「大胆なアイデアを有し、新しい物を追い求める。まだ若いが、外の世界と自分に対して客観的な見方を持っている」などとなろうか。共通しているのは、個性を重んじながら自分を大切にし、人とは異なるテイストやトレンドを追求する、といった点だろう。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年3月31日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(6)
ブランドストーリーを重視
家具バイヤーの馮驌氏は80後と90後の最大の特徴として「自分が何が欲しいのか、明確に分かっている」という点を挙げる。その上で、価格が最大かつ唯一の決定打にはならないとする。「(若者は)高い物でも受け入れられる。ただ、高いならばそれなりの根拠が必要」と語り、ブランドストーリーなどが重要とする。80後や90後の顧客も多いバイヤーとして、商品選択時には「実用的」「耐久性」「シンプル」などの原則を大事にすると言う。いずれも、「買っても後悔しない物」という特徴があるからだ。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年3月30日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(5)
口コミ重視は相変わらず
消費に旺盛な若者の中には、購入製品の感想やレビューをブログや微信(ウェイボー)、微信などで発信する者もおり、また「美麗説」のような口コミマーケティングを主眼にした女性限定SNSなども多くある。そこでは、「達人(マスター)」と呼ばれる者が情報の発信役になり、消費者同士の口コミも交えて各種製品やサービスを世に知らしめていく機能もある。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年3月27日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(4)
若者のマンション購入動機とは
一方で、恋愛観や結婚観の変化、お金に対する価値観の違いがマンション購入を控える、もしくは遅らせる要因にもなっている。忙しい現代社会の中、若者にとって恋愛や結婚に割く時間は限定されている。結婚が「人生最大のイベント」であることに変わりはないが、その重要性は若干低下しているようだ。結婚を恋愛の延長線上と捉え、自然発生的な日常生活の一部になっているような気がする。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年3月26日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(3)
90後はお金への執着心が薄い?
物質面での不自由もなくなってきたため、逆説的なことにお金への執着心も前の世代よりは薄くなってきていることも特徴だろう。楽しい生活を「享受」することこそが彼らの人生の目標と言える。彼らが心の中に抱いている「好き」「嫌い」の感覚は、「自分自身に合うかどうか」というのが基本。他人の意見や見方は気にせずに、あくまで自分のテイストで選ぶというスタイルを貫く傾向にある。理性的な消費と言うよりも、エモーショナルな消費という表現が合っているだろうか。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年3月24日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(2)
「4―2―1」世代の80後
80後は「N―代(Neo-Generation)」と呼ばれることが多い。彼らは、70年代後半からスタートした中国の一人っ子政策のいわば“第一世代”であり、家族構成は祖父母(4人)、父母(2人)、子供(1人)の「4―2―1」が一般的だ。よく言われていることだが、祖父母や両親の愛情を一身に受けて育ってきたこの世代は、何不自由なく育ってきている一方、「小皇帝」と揶揄されるほどわがままで自己中心的であるともされる。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年3月23日 ]

80後と90後が消費市場の主役に躍進(1)
80後と90後は全人口の32%
「80後」と「90後」は2015年も中国消費市場の主役になって行きそうである。その消費性向は、これまではポジティブで積極的な面しか語られてこなかったが、意外と慎重で、物事の本質を見極める特徴があることも分かってきた。改めてその特性と今後のトレンドを探ってみる。……

 

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