中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

中国ビジネス最前線 [ 2016年8月5日 ]

テレビ業界の風雲児「Letv(楽視)」が大躍進 (5)
生態型消費の浸透によるテレビ業界の危機
Letvのテレビ無料キャンペーンは、つまり「楽視生態」への投資に他ならない。他のメーカーがリアルやネット上にショップを設置するのと同様に、Letvは赤字でもまずはテレビ本体を各家庭に広く普及させることを優先する。テレビはあくまでもLetv「商店」への入り口と考えれば全ては簡単に理解できる。消費者は商店で販売しているコンテンツやサービスなどの「商品」にのみ対価を支払えばよく、商店(=テレビ)自体に多くの費用を支払う必要はない......

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2016年8月4日 ]

テレビ業界の風雲児「Letv(楽視)」が大躍進 (4)
「LePar超级パートナー」によるO2Oの実現
テレビの売上が順調な伸びを示す一方、Letvはユーザー体験とアフターサービスの面で伸び悩んでいた。この問題を解決するため、Letvは2014年8月、「LePar 超級パートナー」計画を始動した。これまでオンラインでの販売のみに頼ってきたLetvだが、提携パートナーが全国に開設する「楽視体験店」では、オフライン上での体験型展示を実施......

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2016年8月2日 ]

テレビ業界の風雲児「Letv(楽視)」が大躍進 (3)
「楽視生態」の基礎はコンテンツ至上主義
「楽視生態」を売り物にする以上、その中心となる「コンテンツ」の質は必ず高くなくてはならない。Letvのコンテンツは動画が主体で、なかでも娯楽系が中心だ。地下鉄やバスなどモバイル機器で気楽に時間つぶしができる娯楽、特にバラエティ番組やドラマ、スポーツなどは人気が高い。消費者のニーズを満たすべく、楽視は自ら動画会社「楽視影業」及び「花児影視」を設立、映画や連続ドラマ、Letvが版権を持つオリジナルドラマ等の制作を行っている......

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2016年8月1日 ]

テレビ業界の風雲児「Letv(楽視)」が大躍進 (2)
超低価格+「楽視生態」による既存市場への挑戦
2013年7月に「超級電視」を発売して以来、Letvではどのタイプのテレビにおいても市場の同種製品の中での最低価格を追求してきた。利潤が出ないどころか時には赤字になっても、ハードウェアの量産原価かまたはそれ以下の価格設定を行った。後のスマホ、スマートヘルメット等でも同様にこの低価格戦略を貫いている......

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2016年7月29日 ]

テレビ業界の風雲児「Letv(楽視)」が大躍進 (1)
テレビ”ばらまき”でユーザーを囲む「生態」戦略を具現化
今年4月14日、中国家電業界において驚くべき販促キャンペーンが展開された。「Letv(楽視)」がハードウェア無料の大型キャンペーンを実施、消費者はLetvの会員になるだけで、入会料とほぼ同額のハードウェア製品を無料でもらえるというものだ。Letvが発売した「超級電視(テレビ)」を例にとると、3年の「超級影視(動画)会員」(490×3=1,470元)になると合計3,169元相当の「楽視超級電視」 (機体価格1,699元+3年超級動画会員費1,470元)が手に入......

 

    1 ページ 全 1 ページ (総数: 5)      
pageTop