中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月25日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(12)
イベント開催で会員囲い込みを狙う丹尼斯
丹尼斯の今後の課題は顧客層の拡大となろう。特に丹尼斯百貨人民店は高級ブランド中心の品揃えということもあり、消費者年齢層はやや高めである。ただ、13年末の地下鉄開業で、将来的に郊外から来る若年消費者が増えると思われる。同社はこれを見越して同店のブランドミックスを若者向けに調整する考えだ。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月24日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(11)
丹尼斯のスタッフ採用に見られる「地元愛」
丹尼斯は地元に根付いていることから地場系企業と思われがちだが、実は台湾系である。親会社は不動産開発などを手掛ける東裕集団だ。同集団の王任生董事長はクリスマスグッズ向け電飾で財を成した立志伝中の人物。母親のたっての願いもあり、本籍がある河南省で90年代から不動産、食品、自動車修理などの事業を開始した。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月22日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(10)
子供向け部門とO2O事業を強化する万達
万達広場が今、力を入れているのが子供向け製品やサービスだ。万達集団は「万達児童娯楽有限公司」を立ち上げ、アミューズメント施設運営の「親子楽園」、オリジナルアニメの「原創動漫」、幼児・児童関連の情報発信サイトの「親子在線」の各事業を展開している。ターゲット層は12歳までの幼児・児童だ。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月17日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(9)
百貨部門をテコ入れする万達
2013年における万達百貨の売上高は155億元で、中国のチェーン百貨店の中では第15位。しかしながら、同百貨は万達グループの中で業績目標を達成できていない唯一の存在である。主因はすばり、特色がないこと。アパレルなどの製品構成が併設するモールとかぶっているのである。ブランド力もモールに比べて劣っており、集客が思うように進んでいない。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月14日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(8)
万達の進出が商圏形成のきっかけに
万達広場は都市型コンプレックスを中国全土で展開している。大型ショッピングセンター、百貨店、飲食、エンターテインメント、スーパーマーケット、ホテル、オフィス、住宅などが一体化した商業施設を各地に持つ。大都市の未開発エリア、もしくは新規開発中のエリアに出店することが多く、同広場を中心に一大商圏が形成されるケースがよくある。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月8日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(7)
済南人に定着した“銀座”ブランド
済南の商業の中心地、泉城路商圏には二つの「銀座」がある。高級路線の銀座商城と大衆路線の銀座購物広場だ。レキ源大街にある銀座商城は、銀座系列の最高級ブランドで、グッチ、プラダ、エルメス、バーバリー、カルティエ、クリスチャン・ディオール、セリーヌ、Tod's、モンブラン、ティファニー、コーチ、ドルチェ&ガッバーナなどが店舗を構える。また、化粧品の一流ブランドが済南一揃っている。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月7日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(6)
“銀座”ブランドで躍進、山東銀座商城
済南の消費と商業の発展においては山東銀座商城を挙げないわけにはいかない。市内を歩くと分かるが、どこにでも“銀座”ブランドの商業施設がある。「銀座超市」(スーパーマーケット)、「統一銀座便利商店」(コンビニエンスストア)、「銀座百貨」、「銀座購物広場」、「銀座商城」などにおいて食品、日用品、衣服、電気製品、各種高級品などを購入でき、済南人の生活とは切っても切れない関係だ。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月3日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(5)
市民の愛着が後押し、重慶の重百
重慶百貨と新世紀百貨は従来型百貨店の店舗構成で、狭いスペースや低い天井が一昔前の施設を思い起こさせる。しかしながら、重百グループの店舗はいずれも繁華街や各地域の要所にあるなど、立地面で大きなアドバンテージを有しており、会員サービスなどの充実で重慶市民の生活に深く溶け込んでいる。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年7月1日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(4)
重慶小売総額の7%超を誇るスーパー集団
重慶百貨大楼(重百)は2013年百貨店チェーン企業ランキングで上海友誼集団と大商に次いで第3位につけたが、知名度はそれほど高くないだろう。しかし、地元重慶では知らない人はいない小売企業チェーンである。同社の前身は1950年に成立した国有企業。93年に株式会社化、96年に株式上場を果たし、順調に民営化を進めてきた。10年には重慶の大手小売業、新世紀百貨と業務統合し、事業規模を拡大させた。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年6月27日 ]

地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(3)
河南省に積極投資する大商
大商集団は近年、河南省を重視して積極的な店舗展開を行っている。同地には06年に進出し、わずか7年間で29店舗を有するまでになった。同地での売上高は06年の6億7000万元から13年には105億元まで増加した。毎年50%以上のペースで成長してきたことになる。……

 

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