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品質で勝負、中国のベビー・マタニティ産業(7)

挽回なるか、市場の期待高い花王

2015年2月10日更新

一方、出遅れ気味だった花王は中国戦略に本腰を入れ始め、主力の紙おむつ「メリーズ」の人気が拡大している。同社は11年に化粧品や日用品を手掛ける上海家化連合と戦略的業務提携で合意。13年1月にはベビー用紙おむつで同社初となる中間所得層向け製品「メリーズ瞬爽透気」を発売した。すると品質の高さが話題を呼び、人気が急上昇。並行輸入品が横行し、日本では中国人による買い占めが起きるなどの社会現象になった。また、偽物も横行し、中国現地サイトでは「花王の偽物をどうやって判別できるか」などというハウツーコンテンツもできるほどだ。……
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