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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第228回】 中国を代表する商業施設の存在感
万象城は深セン消費の“顔”
2016年7月20日
深セン消費現場で圧倒的トップの万象城
深セン消費現場で圧倒的トップの万象城
 1992年の鄧小平氏による南巡講話から始まる改革開放の先鋒として、中国経済の現代化と急成長を先導した深セン。経済発展レベルも他の追随を許さないほど中国トップクラスを維持しています。2015年のGDPは1兆7502.99億元、1人当たりGDPは15万7985元となっており、都市別では上海、北京、広州に続き第4位にランクインしています。

 中国でも有数の民間企業がこの地から生まれています。QQや微信などネットサービスを手がける騰訊(テンセント)、通信設備やスマホの華為(ファーウェイ)、EV(電気自動車)の比亜迪(BYD)、エアコンの格力(GREE)など、そうそうたるメンバーが名を連ねます。最近では商用ドローン(無人航空機)の世界シェア70%をも占めると言われているDJI(大疆創新科技)も出てくるなど、世界でも通用する技術やアイデアを併せ持つ企業や人材が多く輩出されています。

 それでは、深センの消費現場はどうでしょう? 商業施設を例にすると “「万象城」から始まり「万象城」で終わる”といっても過言ではないほど「万象城(MIXC)」が圧倒的な存在感を示しています。華潤集団傘下で中国全土26都市に店舗を構える万象城。深セン万象城は02年に第1号店としてオープンしました。15年の売上は62億元で深セントップ。2位の「海岸城」の27億元、3位の「益田假日広場」の23億元を全く寄せ付けないほど圧倒的な業績を誇ります。全国でも北京SKP(旧・新光天地)、南京徳基広場に続いて第3位となっており、深センだけではなく中国を代表する商業施設といえるでしょう。

 所在地は改革開放により最も早くから都市開発が始まった深セン羅湖区。香港とのボーダーに隣接し、90年代には中国全土から多くの人々が夢と富を求めてやってきた場所です。敷地面積18.8万㎡の施設内には、ルイ・ヴィトンやグッチをはじめとする名だたる欧米ブランドがほとんど揃っています。

 高級ブランドのほかにユニクロやH&Mなどのファストファッションや各種カジュアルブランドも多く、飲食、映画館、アイススケートリンクなど昨今の「コト」消費にも対応。訪問した6月中旬には米アニメ映画「アイスエイジ」のイベントや米EVメーカー・テスラの展示なども催され、企画・イベントも充実しています。

 ハイエンドからミドル・ロー、さらには「コト」と多様化する地元消費者のニーズを幅広くカバーする深セン万象城。先行者利益を享受しながら、そこに安住することなく、常に変化と驚きを与え続けることで、深セン消費の「顔」になっています。この万象城の“牙城”を切り崩す新参者は現れるのでしょうか。(他の商圏については次号でご紹介します) 


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