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中国&アジア商売見聞録

食の安心へ、厨房見える化(2017年10月20日掲載)

2017年10月20日更新

消費者がより安心して食事をできるよう、オープンキッチンや調理場がガラス越しで見えるようにするなど厨房の「透明化」を促す「明厨亮灶」プロジェクト日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。 

第114回は「食の安心へ、厨房見える化」(2017年10月20日付)。最近、中国各地のレストラン内に設置されるようになった液晶広告パネル。各種広告が断続的に繰り返される中、その上部に“隠しカメラ”的な動画が映し出されている。キッチンホール全体からカットルーム、ガスコンロなどの細部に至る様子だ。その下にはレストランの衛生状態を「良好」「普通」「要改善」と3段階評価するスマイルマークも表示されている。

中国調理協会の調査で、消費者が食品購入時や外食時に、味やヘルシーさよりも「安全性」を最も重視するという結果が出た。これまで、飲食店の厨房は「秘密地帯」で、部外者立ち入り禁止が一般的だったが、そこにメスを入れたのが、15年から食品薬品監督管理総局が全国展開している「明厨亮灶」プロジェクトだ。

消費者がより安心して食事をできるよう、オープンキッチンや調理場がガラス越しで見えるようにするなど厨房の「透明化」を促す取り組みの一貫なのだが、その実態はいかに…。

次回の掲載は2017年11月3日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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