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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第298回】 室内スキー場やテーマパークも登場
ハルビンのモール施設、冬場も人気?
2017年11月29日
世界最大規模を誇る室内スキー場を背景に、ロシア風テーマパークとモールが一体となった「万達文化旅遊城」
世界最大規模を誇る室内スキー場を背景に、ロシア風テーマパークとモールが一体となった「万達文化旅遊城」
 今年の7月末に訪れた黒竜江省の省都・ハルビン。ハルビンは2年前の夏に訪れて以来2度目。今回は特に6月末にオープンした「万達(ワンダ)文化旅遊城」の視察がメインでした。
 万達へは市中心部から東に約13km、車で30分程度です。「松北新区」と呼ばれる新興都市区で、シャングリラやケンピンスキーなどの5つ星ホテルのほか、高層マンションが数多く建設されています。
 そうしたマンション群の一角に巨大な敷地スペースで存在感を示す万達。特に万達茂(モール)の横にそびえ立つ、巨大ピアノのような建造物が目を引きます。この正体は世界最大規模を誇る室内スキー場。ちょうど90年代に幕張にあった「ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス)」を彷彿とさせます。
 また、近くにはロシアの街並みをモチーフにしたテーマパークもあります。敷地中央の人工池を取り囲むように、キッズ向けから絶叫系のジェットコースター、フリーフォールなど数多くのマシンが設置され、束の間の夏を楽しむハルビンっ子や観光客で賑わっていました。
 しかし、そこでふと思ったのが、「ここは極寒の冬が1年の半分以上も続くハルビン。今はいいが、冬になるとこうしたアトラクションもすべて“氷漬け”になってしまうはず。経営的には大丈夫なのだろうか……」と。
以前の機械工場をリノベートし、アートをテーマとした室内施設「西城紅場・芸術港」
以前の機械工場をリノベートし、アートをテーマとした室内施設「西城紅場・芸術港」
 一方、遼寧省・大連との間で11年に開通した高速鉄道の終着駅「ハルビン西站」。駅前の新興住宅エリアに位置する万達広場を中心に、新たな商圏が形成されています。その万達広場のすぐそばに、17年1月に「西城紅場」がオープン。地場系不動産デベロッパーの紅博集団が手がけるモールで、無印良品も出店しています。
 そのモールに隣接する「芸術港」。以前機械工場だった跡地をリノベーション。外壁をガラス張りにし、高い天井の開放的な巨大スペースに、美術館や書店、キッズ向けの遊戯施設が入居しています。明らかに冬季の営業を意識した環境で、多くの家族客で賑わうことが容易に想像できました。
 こうして比較すると、前述の万達テーマパークも、規模を小さくしてでも屋内施設とし、冬でも営業できるようにしたほうがよかったのではないかと思えてなりまん。本格的な冬を迎え、あの室内スキー場の客の入りは如何に……。 
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