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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第307回】 商業施設が集まる一大商業エリア
西安消費の中心は「鐘楼」商圏
2018年2月7日
百貨店部門で西北地区売上トップの「開元商城」
百貨店部門で西北地区売上トップの「開元商城」
 消費の盛り上がりからも要注目の西安。街は北京と同じく、かつての城郭を囲むように環状道路で構成されています。北京の場合、その中心は天安門と故宮ですが、西安は「鐘楼」。南の「永寧門」から城内に入って北に約1 km、ロータリー(環状交差点)の中の広場で、堂々たる存在感を示す姿を見ていると、まるで古都の時代にタイムスリップしたような感覚になります。

 西安の消費現場は、まさにこの鐘楼を中心とした商圏が唯一無二の存在。西安だけでなく西北部を代表する商圏で、その筆頭格が「開元商城」です。鐘楼の東南の角に位置し、16年の売上は百貨店部門で西北地区トップの29.9億元。ユニクロ、無印良品、エビス、チュチュアンナ、マウジーと日系のアパレル店が揃い踏みで、ここに店舗を構える重要性の高さを物語っています。

 開元商城のほかに、周りの騾馬市民生興正元(11億元)と世紀金花鐘楼店(10.1億元)が売上10億元超。中大国際(8.02億元)、百盛西大街店(3.8億元)、銀泰鐘楼店(3.6億元)、民生百貨北大街(1.46億元)、新世界百貨(2.5億元)、民生百貨西大街(2.3億元)を合わせた9店の売上は72億元超。さらに家電量販店やスーパー、商店街の小規模店舗などを合わせると、鐘楼商圏全体の売上は100億元近くに達しているとされます。

 これに加え、鐘楼から西に約2.5 km、南北に延びる解放路周辺も賑やかで、民生百貨(13億元)と万達広場民楽園店(12億元)を中心に新たな商圏が形成されています。17年10月に台湾系「群光広場」、12月に「悦荟広場Mosaic」がそれぞれオープンし、今後の発展が注目されています。

 さらに鐘楼の南、永寧門を出た城壁の外側にも「南門」商圏が広がっています。いずれも高級路線を敷く王府井百貨(7.8億元)と世紀金花珠江時代広場(5.6億元)が中心で、商圏全体の売上規模は20億元超といわれています。ここで最も注目なのが、18年オープン予定で建設が進む北京華聯傘下の「SKP」。中国の商業施設でここ数年トップの売上を誇る北京SKP(96億元、前「新光天地」)の第2号店です。

 待ちに待ったSKPの2号店が、西安の消費現場にどんな驚きと業績をもたらすのか。今年最も注目のトピックといえるでしょう。
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