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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第312回】 日式のサービスも拡大中
引っ越しから見る中国事情
2018年3月14日
サービスレベルが向上する中国の引っ越し業
サービスレベルが向上する中国の引っ越し業
 先週末、娘の中学入学(日本人学校中等部は浦東校のみ)に伴い、虹橋から浦東へ引っ越しました。浦東には、上海初上陸の2004年から08年末までの4年ちょっと住んでいましたが、その後は浦西。なので、約10年ぶりの浦東生活が始まりました。

 元々住んでいた虹橋地区のマンションでは約7年間。その分の断捨離はしっかりと行ったはずなのですが、荷造りを終えた段ボール箱は50箱以上。中国での賃貸は基本的にソファやダイニングテーブル、ベッドなどは備え付けなので、荷物はコンパクトにまとまるはずなのですが、結局は5トントラックが満載になりました。

 引越し業者は、上海に来てから毎回お願いしている地元の業者に依頼しました。安徽省出身の段さん。当初はまだ上海に出てきたばかりで痩せていたのですが、7年ぶりに再会すると若干小腹が出た恰幅のある姿に変貌。トラックも当時は大型のバンしかなかったのが、今や2トンと5トントラックの3台所有。いずれも上海ナンバーです。

 3名のスタッフを引き連れ、段ボール箱のほかにガラス製の丸テーブルやピアノもあったのですが、テキパキと緩衝材を巻き、荷物を運んで行きます。今回も荷造りは自分たちで行ったのですが、最近は“日式”のサービスにも対応しているとのこと。つまり、荷造りから荷解きまですべて業者にお任せのサービスを求める声も多いそうです。

 荷解きが終わった段ボール箱を取りに来るかと尋ねたところ、「要らない」と。以前は段ボール箱をリサイクル(再利用)しており、引越し前に段ボール箱をお願いしたら新品とリサイクル(リサイクルのほうが若干安め)のどちらにするかと聞いてきたものです。最近はリサイクルを求める客はほとんどいないとのことで、中国人消費者のニーズが高くなっていることがうかがい知れます。

 かくいう彼も、今や上海駅の近くにマンションを購入済み。家族4人で暮らしており、仕事も順調だそうです。安徽省から出てきて、身一つで今や事業もマンションも所有する「中国夢(チャイニーズドリーム)」を体現した彼。これまで複数の友人の引っ越しも紹介してくれているからと、ほぼ以前の価格帯で引き受けてくれ、この7年間の変わりようとともに、変わらぬ中国人の素朴さや優しさにも触れました。
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