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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第316回】 高まる消費力、広がる商圏
新商業施設が西安郊外に続々誕生
2018年4月11日
唐代をテーマにした銅像や建物がずらりと並ぶ「大唐不夜城」
唐代をテーマにした銅像や建物がずらりと並ぶ「大唐不夜城」
 西安の中心部「鐘楼」から南に広がる郊外にも商圏は広がりを見せています。特に注目なのが西安高新技術産業開発区を中心とする「高新」商圏と、玄蔵法師の銅像が有名で、兵馬俑とともに西安「Must Go」の観光スポット「大雁塔」を中心に広がる「曲江」商圏です。

 前者の高新商圏は、まさに開発区とともに発展する新興都市の典型。ハイエンド層が集まる高級住宅街で、高層のオフィスビルや高級マンションが林立しています。中心となる科技路周辺に、地場系の世紀金花や南京本拠の金鷹百貨がいずれも10億元前後(16年)の売上を誇ります。

 しかし、最も注目なのは、16年末の開業で、西安一の高級マンションと称される「中大国際九号」やリッツカールトンホテルが隣接する「中大国際」。高級ブランドショップがメインで、米EV(電気自動車)のテスラも大型旗艦店を構えています。スターバックスでは、通常よりも10~20元高いドリップ式の「リザーブ」を注文して待っている客で行列ができるほど。バリスタがひっきりなしにドリップしている光景を目の当たりにし、改めて周辺住民の消費力の高さに驚きました。

 また、ここから10kmの場所にある、17年11月にオープンした「万達ONE」も注目です。中国各地にモールを展開する万達(ワンダ)が海外市場をターゲットにしたブランドで、招致するブランド数255のうち4割が西安初進出や最大規模店になる予定とのこと。次回の視察時にはぜひ訪れたいと思います。

 大雁塔を基点に広がる曲江商圏。観光や文化スポットが目白押しの省級の観光リゾートエリアとして開発が進められた地区で、その代表格が大雁塔から南に1500m、東西480mに渡って広がる「大唐不夜城」です。

 唐代をテーマにした銅像や建物がずらりと並ぶ様は西安のイメージにピッタリ。特に夜のライトアップは圧巻で、音楽ホールや劇場、美術館などのほか、11年開業のモール「銀泰城」が存在感を示しています。しかしながら、消費よりも観光目的で来ている客が多いのか、消費の賑やかさには若干欠けているような印象でした。

 そうした中、中国「コト」施設の代表とも言える「大悦城(JOY CITY)」が大雁塔のすぐそばに·2018年12月開業を予定しています。観光メインの客相手に、どんな新しい風を吹き込むのか、注目したいと思います。
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