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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第53回】 平静さを取り戻し日中ビジネス再始動
「雨降って地固まる」、2013年に願う日中関係改善
2013年1月9日
 2013年が始まりました。日本では昨年末に安倍新政権が誕生し、経済重視の政策が功を奏してか円安株高となり、日本経済がやっといい方向に動き出す気配がしています。対中国外交も、当面は現実路線を踏襲するようで、何とか日中間がいい関係になっていくよう願っています。

 私の周りでも、反日騒動後パタリと止まっていた中国事業案件が昨年12月頃から回復しだし、年明けてまだ間もないですが、その機運がさらに強まっている感じがしています。反日リスクからチャイナプラスワンということで東南アジア諸国へ目が向けられましたが、改めて中国市場は避けて通れないという認識が高まってきているのではないでしょうか。

 個人的意見ですが、前回の反日騒動を通して、日中関係は逆にいい方向に進むのではないかと楽観的に見ています。反日騒動後の両国経済や企業に対する落ち込みが予想以上であったために、政治家もあそこまで事態を深刻化させるのは得策ではないと改めて気づいたのではないでしょうか。

 もちろんお互いに国内世論を考慮しなくてはならないので、抜本的な解決に向かうことはないでしょうが、やはり建前上は現状維持を前提に、まずはお互いの経済にプラスになる関係を築きましょうということになるように思います。そういう意味では「雨降れば地固まる」ではないですが、日中間の良好な関係を構築する上で避けて通ることのできなかった事件だったのかもしれません。(反日騒動で実被害を被った方々には恐縮ですが・・・)

 上海人の友人もいまの日中関係について、「まあ隣近所なのだからケンカくらいするよ。我々夫婦間でさえもいざこざがあるのだから」と言っていました。もちろんこれが中国人全員の意見を反映しているわけではありませんが、日本製品の不買運動含め平静さを取り戻しているようです。

 ただこうした機運の正常化とは裏腹に、実際に中国で事業を成功させることは相変わらず容易いものではありません。特に最近では中国国内企業の実力も上がってきており、消費者のニーズも多様化しています。改めて2013年を中国市場と向き合う年とし、これまでの経験をリセットして再挑戦するくらいの意気込みで中国事業に臨んでいただきたいと思います。

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