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2012年中国EC市場の発展(2)
強い「天猫」、B2Cシェアは56.7%
2013年2月22日
中国のB2C市場は淘宝(タオバオ)系の天猫(Tモール)のシェアが断トツだが、その他のプレーヤーは群雄割拠状態で競争が激しくなっている。

 市場調査会社のアイ・リサーチのまとめによると、中国の2012年のネットショッピング市場で、B2C分野(プラットフォーム型)のシェアは天猫が56.7%で1位だった。10年1~3月期は40.9%だったが、その後シェアを着実に拡大し、11年7~9月期以降は50%以上をキープしている。「淘宝商城」から「天猫」という名称変更もあったが、この新ブランド名も着実に消費者の間に浸透しているようだ。

 第2位は京東商城(360buy)で19.6%。価格破壊のリーディングカンパニーとも言え、12年は他社との値引き合戦が激しさを増した。第3位は家電量販店系の蘇寧易購(5.5%)、第4位は騰訊(テンセント)系の騰訊B2C(4.7%)、第5位はアマゾン中国(2.7%)だった。

 一方、自社運営型のB2Cシェアでは、京東商城が49%でシェアトップとなった。以下、蘇寧易購(13.6%)、アマゾン中国(6.8%)、当当網(4.8%)と続く。


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