小南国は“本職”の中華料理を継続的に発展させ、西洋料理を導入したほか、意外な分野にも進出している。チーズケーキとミルクティーだ。

　13年頃、行列ができるケーキ屋として上海で一大ブームを巻き起こした「てつおじさんのチーズケーキ」。実は小南国は「てつおじさん」の総代理店である上海香思食品と契約し、深セン、広州、天津、瀋陽、大連、済南、青島の7都市での経営権を取得していたのである。14年末時点で小南国が経営する同チーズケーキ店は16店舗。14年売上高を500万元押し上げた計算だ。

　このほか、14年下半期には合弁でミルクティーブランド「米芝蓮」を立ち上げ、直営とフランチャイズ店を展開した。14年末時点での店舗数は106店。グループ全体の売り上げを650万元押し上げた。将来的には毎年50店舗以上をオープンしていく計画だ。（続）