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長沙・五一商圏・黄興路歩行街
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長沙の主要商圏は五一商圏で、最も歴史があるエリアでもある。五一広場周辺と南に伸びる黄興路歩行街の3平方キロメートルが中心だ。主要大型商業施設は、ミドル～ハイエンド路線の平和堂や王府井百貨、従来型の大衆百貨路線を行く友阿春天百貨や新世界百貨、トレンドブランドを中心としたモール形態の楽活城やIDMall、若者をメインターゲットとした7Up美学購物中心と時尚名堂、そして2軒の万達広場などだ。全長838メートルの黄興路歩行街は、カジュアルアパレル、おしゃれ雑貨、屋台の一品料理などが中心で、ポジショニングはロー～ミドルエンド、若者と観光客がメインターゲットだ。商圏全体では各ポジショニングが揃っており、業態も豊富で、全方位的発展を遂げていると言えよう。商圏の集客能力は長沙市全体に広がっており、家賃水準も高い。歩行街の通り沿いの店舗家賃は1平方メートル当たり1300～2000元だ。
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長沙・五一商圏・平和堂
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平和堂は98年のオープン以来、長沙を代表する商業施設に成長した。長沙第1号店の五一店は業績が最もよく、長沙に初進出するブランドの多くはまずは同店に出店する。11年開業の楽活城は百聯集団の傘下にあり、長沙初のモールだ。Zara、H＆M、C＆Aなどのファストファッションブランドが入居し、消費者の60％を18～29歳の層が占める。また、女性が68％を占めるのも特徴だ。週末になると来店客数は4万～5万人に上る。12年開業のIDMallは12万平方メートルと規模で楽活城を凌ぎ、歩行街からの集客も多い。170超のブランドがあり、そのうち70超は長沙初進出だ。そのなかでもユニクロや無印良品、GAPが歩行街から観光スポット「火宮殿」への通り道で、人通りが最もにぎやかな路面に面した一等地にそれぞれ大型店を開いており、特に無印良品は通行客が一旦足を止めるなど店内が客で埋め尽くされるほどの人気店になっている。
五一商圏のほか、長沙には二線級商圏がいくつかある。東塘商圏、火車站商圏、溁湾鎮商圏、伍家岭商圏などだ。火車站商圏は卸売市場がメインで小売分野はローエンド。伍家岭商圏は北部の中心で、周辺住民の生活機能を備えるスーパーが中心だ。溁湾鎮商圏は湘江西岸に位置し、岳麓区の商業の中心地。東塘商圏を除くとその他の影響力は弱く、いずれも周辺地区の消費者向けといった趣だ。東塘商圏は長沙南部の主要商圏だが、友誼商場、通程金色家族名品中心、平和堂東塘店、凱特広場の四大主力商業施設を除くと、施設面での乏しさは否定できず、集客も困難な状況だ。ただ、長沙の老舗百貨店である友誼商店は顧客ロイヤリティーとハイエンドブランドの誘致で14年の売上高は21.7億元に上り、全国百貨店の中で第17位にランクインした。長沙で最も高い売上高を誇る百貨店である。
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長沙・徳斯勤四季匯購物中心
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大型ショッピングモールの登場に伴い、長沙にも新興商圏が現れている。その一つが南部にある紅星商圏だ。湖南省政府があり、紅星農副産品大市場と紅星国際会展中心の人と物流の流れに伴って発展してきた。元々は通城商業広場と歩歩高超市など地場系の大衆商業施設しかなかったが、15年4月に広さ56万平方メートルを誇る徳斯勤四季匯購物中心がオープンすると同エリアが一気に注目を集めた。同中心には134のレストラン、湖南省初の4D及びIMAXシアター、24時間営業の書店、アイススケート場、子供用遊戯スペース、屋外商業ストリート、バーバリーやアルマーニ、ボスといったブランドがあり、多くの買物客を惹きつけている。もっとも、周辺はまだ発展しておらず、全体的な商業的雰囲気も盛り上がっていない。長沙の湘江以西の発展は遅れているが、政府が後押しする大河西発展により濱江新城エリアが注目を集めている。すでに歩歩高広場や奥克斯広場がオープンしており、王府井商業広場も開業間近だ。平和堂の高級スーパーも奥克斯広場に進出する。平和堂の長沙第3店舗であり、同商圏の将来的な発展の潜在性がうかがえる。(続)
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