中国の市場・業界・企業・商習慣を徹底調査&研究 ~ キャスト中国ビジネス「中国マーケティングEC会員コース」

 お試しIDバナー  メルマガ登録バナー
お問い合わせ/ご相談は
キャストコンサルティング
(東京) 03-5405-7860
(上海) +86-21-6321-3000
 service@cast-marketing.com
 お問い合わせフォームはこちら
 市場調査バナー
 大亀浩介コンサルタントインタビュー


大悦城(JOY CITY)が次世代の中国消費の指南役に (10)
若者に人気のキャラクター展で集客アップ
2016年6月21日

若者に人気のキャラクター展で集客アップ

 IMG_9975.jpg
映画「ウォークランド」小道具展は大きな話題に
 大悦城では各種のテーマ展が頻繁に開催されている。主に18~35歳の主要ターゲット層が好むものを基準に、最新の映画、流行、話題を題材に選定する。例えば14年には台湾の人気絵本作家である几米の「世界的角落」、「トランスフォーマー」、「ハローキティ80日間世界一周」、「テディベア111周年記念」展など、15年には「ゴッホ」、「クレヨンしんちゃん25周年」、「ドラえもん45周年」、「スーパーマリオ30年」、「星の王子さまを探して」展など、16年に入ってからは「映画『ウォークラフト』小道具」展などが企画・開催された。これらはいずれも若者に人気のテーマであり、国際的にもハイレベルな展示は、メディアからの注目度も高く、ソーシャルメディア上でも話題を集め、多くの来場者が参観に訪れた。

 これらの展覧会は有料と無料のものがある。例えば14年に朝陽大悦城と瀋陽大悦城で開催された「ドラえもん」展では、50元で入場料と記念品がセットになったチケットを販売。15年に上海で開かれた「スーパーマリオ」展や瀋陽での「クレヨンしんちゃん」展も有料だった。このようなテーママーケティングは消費者に強い印象を残し、顧客の大悦城へのリピート率を高めるのにも役立っている。クチコミ効果やチケットの売上による収益もあり、全体の売上や来場者数にも大きく貢献した。

テナント募集原則「3:4:3」と業態構成「7:3」とは?

 IMG_2448.jpg
大悦城の30%は新しい業態を取り入れている
 現在、大悦城のテナント募集は「3:4:3」の原則、即ちポジショニング型ブランドが30%、人気ブランドが40%、残る30%は地域の特色を生かしたブランドという構成に則り、全体の売上向上を図っている。第一類(30%)は最も核心的なブランドで、大悦城のブランドカラーを体現するグループだ。大悦城は彼らと戦略的に提携し、大悦城のポジショニングとブランド構成を実現させている。第二類(40%)は高い売上を誇るブランドで、大悦城ともすでに安定した提携関係を築いている。第三類(30%)は地方の特色と消費ニーズを組合せ、当地のカラーと新鮮さを打ち出すグループだ。テナント誘致の決定と管理は、各地のプロジェクトチームと本部の管理センターが共同で行っており、第一類及び第二類については本部が主導的役割を果たしている。本部は各地のプロジェクトチームに対してブランド候補リストと意見を提出。第三類については、各地が主導。天津大悦城、成都大悦城、上海大悦城2期はいずれもこの3:4:3の原則に則ってテナント募集を行った。

 全体の業態構成については「7:3」のルールを採用している。即ち、70%の常態業態と30%の新業態を意味し、70%の常態業態には小売、レストラン、生活施設等が含まれ、店全体の経営的支柱となっている。残る30%の新業態とは上海大悦城の観覧車、「摩坊More Fun166」ストリート、天津大悦城の「騎鵝公社」などショッピングセンターのセールスポイントとなり、特定の若者層を惹きつける施設等が含まれる。これまでの実績から考慮すると、この「3:4:3」のテナント募集原則と「7:3」の業態構成ルールは実際に効果を上げていると言えるだろう。(続)

Copyright (C) CAST Consulting Co., Ltd. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
本資料に関する著作権は弊社又は弊社に所属する作成者に属するものであり、本資料の無断引用、無断変更、転写又は複写は固くお断りいたします。


 

このページをA4版で印刷する
 前のページに戻る