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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


「消費のアップグレード」が牽引、新・中国風茶飲料業界が爆発的成長(1)
各種テーマやジャンルで続々誕生する“網紅”茶飲料店
2017年11月28日

「お洒落」「ヘルシー」「見た目」がキーワード

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「かわいい和風」のデザインスタイルを採用する「恋暖の初茶」
  広東省・広州の天河地区にある高級ショッピングモール「太古滙」に、「恋暖の初茶」という名の茶飲料スタンドがある。 店舗のデザインは「かわいい和風」路線と言ったところだろうか。柔らかなライティングが心地よく、都会の若いプチブル層にぴったりの雰囲気だ。

  メニューも一般的なミルクティーの他、マシュマロチョコレート、パイナップルカルピスなど可愛らしいものばかりが並ぶ。 客層は若い女性やカップルが多く、平均消費額は一人当たり17~18元前後といったところ。一般のテイクアウト型の茶飲料店に比べると、やや高めの値段設定ではあるが、スターバックス等の欧米系カフェチェーンに比べればずっと安い。

 

各種テーマやジャンルで続々誕生する“網紅”茶飲料店

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ホワイトカラー層をターゲットに、お洒落な茶飲料専門店が続々誕生
  これまで「茶飲料店」と言えば、街角で多く見かけるテイクアウト店が主流だった。 数平米の小さな店舗でカウンター越しに商品を販売、ミルクティー1杯の価格は10元以下。イメージもごく大衆的で、顧客の多くは若者や学生だった。

  ところがここ数年、「恋暖の初茶」のような一見“お洒落”な茶飲料専門店が続々誕生している。 これら新しいタイプの茶飲料店は、ショッピングモールの中にも進出、イメージもおしゃれでリッチなものに生まれ変わった。

  座席を設ける店も現れ、タピオカミルクティーからクリームティー、フルーツティーや高級ハンドドリップティーなど、商品の多様化も進んでいる。消費者層も学生のみならず、ホワイトカラー層へと広がりつつある。

  もちろんこうした一連の変化は、一朝一夕に成し遂げられたものではない。しかし、超人気の網紅(※ネット口コミ人気)店である「喜茶(HEYTEA)」の登場(会報誌2017年4月号参照)により、その傾向が頂点に達したことは確実だろう。1杯の飲み物を購入するために、6時間以上行列に並ぶこともある喜茶の成功は、この業界への興味を新たに呼び起こした。

  他にも、ここ1~2年で新たに生まれた茶飲料店は、「一点点」、「因味茶」、「聚茶」、「TPLUS」、「奈雪の茶」など、枚挙にいとまがない。彼らに共通するのは「見た目の良さ」と「ハイクオリティ」だ。これら「網紅級」のミルクティーショップが新たな消費トレンドとなる背景には、中国の若年消費者層の消費ニーズの高まりがある。また、「消費のアップグレード」というトレンドとも切り離すことはできない。

 

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