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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


「消費のアップグレード」が牽引、新・中国風茶飲料業界が爆発的成長(4)
【inWE因味茶】強力な経営陣をバックにネット販売にも注力
2017年12月4日

【inWE因味茶】
強力な経営陣をバックにネット販売にも注力

 

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「inWE因味茶」のイメージキャラクターに、「京東(JD.com)」CEO劉東強の夫人「章沢天」を起用
「inWE因味茶」の1号店は、15年6月に上海に誕生した。16年7月にネット通販大手「京東(JD.com)」CEOの劉東強から5億元の個人出資を獲得。また通称「奶茶妹妹(ミルクティーシスター)」と称されている劉夫人の章沢天が同ブランドのキャラクターに任命され、大きな話題を呼んだ。

  その後、北京、蘇州、杭州、南京等でも店舗を展開。上海百聯嘉定購物中心、杭州嘉里中心、北京銀泰中心、南京茂業天地、北京国瑞城等にも進出し、16年末時点での店舗数は18を数える。

  inWE因味茶のポジショニングは「茶業界のスターバックス」だ。「 中国茶をおしゃれ、かつ新しい手法で若い消費者にも広めたい」という理念を掲げる。店舗ごとに異なる内装を特徴としているが、ファッショナブルかつシンプルという路線は一貫している。

  inWE因味茶の創始者である缪欽は中国マクドナルドのCOOだった人物で、在職期間中にMcCafeを中国に進出させた経歴を持つ。また中華料理「小南国」の元COO、聯想手機(レノボ携帯)の元CMOも同社の主要構成メンバーだ。

 
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「Steampunk」と呼ばれる半自動ティーメーカーが「inWE因味茶」の人気の呼び水に
店内最大の特徴は、「Steampunk」と呼ばれる半自動ティーメーカー。 この生ビールサーバーにもちょっと似た、ゴトゴトと蒸気を吹き出す工業機械のような設備を使い、茶葉を浸すところから、沸騰、ろ過までの工程を行い、約90秒で飲み物のベースとなるお茶が出来上がる。

  このプロフェッショナルなムード溢れる製作方法は、90後(90年代生まれ)の若い消費者層から大きな人気を集めている。

  inWE因味茶の主力メニューは、各種の茶葉で入れた茶をベースに作るシーソルトティー。 お茶にシーソルト入りのクリームを浮かべた商品だ。クリームの甘さとシーソルトのしょっぱさが飲んだ時のお茶の苦みを和らげ、若者が受け入れ安い味になるという。

 
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「inWE因味茶」は茶のベースにもこだわりを持つ
また、酵素茶ソーダというオリジナル商品もある。お茶にソーダと酵素を混ぜ、飲むとお茶なのに炭酸飲料のような爽やかさが感じられる。同時に、お茶のヘルシーなイメージは損なわれていないのが特徴だ。

  更に、幅広い消費者のニーズに応えるべく、暖かい烏龍茶、紅茶、緑茶等も扱っている。飲み物だけではなく5種の「お茶漬け」メニューも提供。メインとなる商品の価格はいずれも30元前後、若者にも無理なく受入れやすい価格帯といえる。

  ネット販売も積極的だ。inWEアプリや京東商城で茶葉、ティーバッグ、各種茶器を販売。特筆に値するのは、店内で目にするあらゆる家具やグッズもすべて購入可能な点だ。店内のテーブル、椅子、アクセサリには全てバーコードがついており、 顧客が直接これを読み込むと、店舗のサイトにアクセス、直接注文ができる仕組みだ。

  各店舗の売上は、10万~60万元/月と様々だが、ネット販売の売上も伸び続けている。また、加盟店からの接続で家具が売れた場合、inWE因味茶が5~7%のコミッションを家具メーカーから徴収するシステムにもなっている。

  今後の目標は加盟店を300店にまで増やすこと。17年下半期には国際チームも組成し、海外での展開も視野に入れていく計画だ。

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