中国では2025年にDA、PA、CAの自動運転機能を新車への搭載率を80%にする |
政策の後押しを受けるコネクテッドカー
コネクテッドカー産業の発展を重視する中国政府。2015年に公布した「中国製造2025」でも、コネクテッドカーは十大重点発展領域の1つに組み込まれている。
17年に工信部、国家発改委、科技部が共同で公布した「自動車産業中長期発展計画」で、20年までにDA(Driver Assitance,ドライブアシスタント)、PA(Partial Automation, 部分的自動運転)、CA(Conditional Automation, 条件付き自動運転)システムの新車への搭載率を50%に、またコネクト式ドライブサポートシステムの搭載率も10%とし、スマート交通都市建設の要求を満たすことを目標とした。
25年には自動車DA、PA、CAの新車への搭載率を80%、なかでもPAとCAクラスの新車搭載率を25%にするなど、高度かつ完全な自動運転車の市場投入を開始する。
さらに、政府は20の部門で構成される専門のテレマティクス産業発展委員会を設立。コネクテッドカーのキーテクノロジー研究開発と応用をサポートしていく計画だ。
世界コンサルティング会社大手のマッキンゼーは、2020年の中国の新車販売台数は2200万台に達すると予測している。「自動車産業中長期発展計画」の目標にもあるように、新車販売の1100万台に一定程度、自動運転機能の搭載が実現すれば、スマート交通都市建設の要求を完全に満たすだけでなく、自動車産業全体の変革をももたらすだろう。
騰訊(テンセント)もコネクテッドカー分野に参入 |
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