中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【中国消費洞察メルマガ 第502号】~2021年の中国消費トレンド番付発表!~

中国ビジネスをマーケティング視点から再構築しよう!
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティング会員コース
http://www.cast-marketing.com/

================================
2022年1月12日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第502号】
================================

 こんにちは。キャストグローバルの大亀です。

 キャスト中国ビジネス「中国マーケティング会員コース」のウェブサイトをリニューアルし、「中国消費洞察オンライン」と改名しました。2011年末のサイトオープンから早10年。会報誌「中国消費洞察」のコンテンツを中心に、中国の消費現場、トレンド、小売流通、ネット・EC、消費者などの情報を会員様向けに提供してきました。

■中国消費洞察オンライン
>> http://www.cast-marketing.com

 今回のリニューアルでは、これまでのコンテンツを「都市別」、「業界別」、「テーマ別」に分類しています。上海や成都など都市別に情報を探す、または食品・飲食やアパレルなど皆様と関係する業界に関する情報、さらには新小売や下沈市場などテーマ別に興味のある内容についても容易にアクセスできるよう整理しています。

 またこれまでスマホやタブレットなどレスポンシブ対応できていなかった表示形式も改善しています。ここ10年で情報収集の方法も、パソコンからスマホやタブレットにシフトしてきました。今回のリニューアルではiPhoneやiPadなどでもより閲覧しやすい状態に変更済みです。

 中国で生活しながら日々目にする消費現場の写真も、これからはより多く掲載してご覧いただけるよう、システムを再構築しています。「Today's Photo」から中国の消費現場の「今」を感じていただけるよう、現地ならではの画像やコンテンツを、今後も発信していければと思っています。

■Today's Photo
>> http://www.cast-marketing.com/photos/

 さらに会報誌のほうも、会員様にはこれまでのバックナンバーのPDFをダウンロードできるよう準備しています。また非会員様も、「無料立ち読み」機能より、会報誌の一部を“チラ見”できるようにしています。ぜひ毎月の会報誌でどのような内容をカバーしているかご覧いただければと存じます。

■会報誌バックナンバー
>> http://www.cast-marketing.com/newsletter/

 今回のリニューアルで、中国マーケティングに関する情報、また皆様がご所望の情報に素早くアクセスできるよう整理していますので、ぜひとも中国事業拡大や再編のために、マーケティング視点からのインサイト(洞察)としてご活用いただければと存じます。

 今週のコラムは、会報誌12月号で発表した中国消費トレンド番付についてです。では、中国消費洞察メルマガ第502号をお送りいたします。

────────────────────────────────
■大亀浩介の中国消費洞察ブログ >> http://okamekosuke.jugem.jp
────────────────────────────────
上海を中心に現地から中国消費&マーケティング情報を随時アップデート。
2011年末からの週刊メルマガも収録。中国市場攻略にぜひお役立て下さい。

================================

【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第502回)
   ◆東西横綱は「内循環」と「新消費」に決定!
    ~2021年の中国消費トレンド番付発表!~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2021年12月号(vol. 90)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/newsletter/

■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第502回)
■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【第502回】 東西横綱は「内循環」と「新消費」に決定!
 ~2021年の中国消費トレンド番付発表!~

 会報誌2021年12月号では、毎年12月号恒例の中国消費トレンド番付を発表しました。2021年に顕著となった中国消費のトレンドや事象、商品、トピックなどを、独断と偏見ながら番付にまとめました。

 正直なところ、今年はそもそも番付になるのか不安でした。この番付を発表し始めたのは5年前の2016年。当時はスマホ決済が普及しはじめ、外売(フードデリバリー)からシェア自転車のmobike、滴滴など配車アプリなどスマホを使った新しいビジネスモデルが目白押しでした。さらには上海ディズニーランド開園やDIY、複合書店など、体験(コト)を意識した商業施設も続々と誕生。番付のネタには事欠かなかったのを覚えています。

 コロナ禍が“常態化”した2021年。日本含め世界と比べてコロナの封じ込めに成功している中国ですが、それでもコロナ前のように何ら不安なく旅行や消費を楽しめる状態ではありません。それに加えて、洪水被害や電力不足、さらには不動産市場の不透明感などから、消費者の財布の紐が、ますますかたくなっているようにも思えます。

 そうした中、いざ取り組んでみると、意外にもネタとなりそうなトピックスが順調に浮かび上がります。以前のような、興奮を覚えるほどの“アツい”ネタではありませんが、それぞれ注目に値するトピックスの数々。今後の中国消費を占う上で、ぜひとも知っておくべき内容に仕上がったと自負しています。

 全体的に見渡すと、やはり消費の“内向き”が目立ちます。中国政府による「内循環」政策だけでなく、愛国トレンドの「国潮」やネット上のトラフィックを巧みに利用した「新消費」ブランドなど、ますます中国国産ブランド・商品の強さが顕著になってきています。

 またミニアプリやライブコマースなど、ネット通販の多様化も進み、ますます消費のオンライン化が進んでいるかと思いきや、意外にも会員制倉庫型スーパーや個性あふれるショッピングモールの開業ラッシュなど、リアルへの消費回帰の現象も見えつつあります。コロナで海外に行けなくなった中国人が、国内でリアルでの買い物や体験(コト)を楽しむ…。これも内循環の現れの一つかもしれません。

 若いZ世代を中心に、「悦己」つまり自分を喜ばせるための消費もトレンド化しつつあります。フリーサイズ下着や代替食品、さらには新・茶飲料やプレミアムコーヒーなど。多様化するニーズの中で、いかにニッチなカテゴリを探し当てるかが、中国ビジネスでは重要になってきています。

 もはやボリュームで勝負する時代から、ピンポイントで小さく勝利するフェーズへと向かいつつある中国。その金脈を探し出すためには、やはり中国の消費者や事業環境、動向を理解し、そこから洞察(インサイト)していくことでしょう。その一助となることを願いながら、2021年の番付に取り組みました。

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■新着コンテンツ一覧
■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティング会員」のログインIDとパスワードが必要です。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

◆中国ヘルステック市場調査レポート(9)
 ~中国ヘルステック産業チェーン④オンライン健康診断 20年の受診者数は6億人に

 中国調査会社のiiMedia Research(艾媒諮詢)によると、中国の健康診断業界の市場規模は2020年に1,767.3億元で、受診者数は6億人に達している。健康診断業界は、疾病医療の予防機能のみならず、健康産業への入口としての役割も果たしており、さらなる規模化と産業化が進んでいる......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=4248

◆中国ヘルステック市場調査レポート(8)
 ~医薬品ECトップ企業②:叮当快薬 ソフトバンクから資金調達

 2014年に設立した叮当快薬は、医薬品O2O(Online to Offline)の代表的企業だ 。自営のオフライン薬局、医薬品専門配送チーム、スマホの医薬品販売アプリにより、「ネットで予約、店舗から配送」というシステムを構築している。7×24時間(年中無休)で、いつでも28分以内に薬を配達。専門薬剤師が24時間体制でサービスを提供している......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=4247

◆中国ヘルステック市場調査レポート(7)
 ~医薬品ECトップ企業①:京東健康 20年12月に香港で上場

 京東健康(JDヘルス)は、中国EC大手の京東(JDドットコム)傘下。医薬品EC、オンライン医療、スマート医療ソリューション、健康サービスが4大業務だ。2020年12月に、香港で上場した 。調査会社のフロスト&サリバンによると、京東健康は営業収入規模で中国最大のオンライン医療・健康プラットフォームで、医薬品EC企業でもあるという......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=4246

◆中国ヘルステック市場調査レポート(6)
 ~中国ヘルステック産業チェーン③医薬品EC 21年に市場規模2000億元超え

 ~新型コロナウイルスの流行は、医薬品EC(電子商取引)の発展も大きく後押しした。中国調査会社のiiMedia Research(艾媒諮詢)によると、2020年の中国の医薬品ECの取引規模は1,956億元だった。2021年には2,260億元に達すると見込まれている......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=4244

■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■新着統計データ一覧
■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記の統計データを閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要ですが、現在は「無料」で公開しています。

◆中国の医薬品EC取引規模(2021年予測)

 Eコマースビッグデータベース「電数宝」によると、2021年の中国医薬品ECのGMV(流通取引総額)は1,836.12億元、前年比35.99%増が見込まれている......

(詳細はこちら)
http://www.cast-marketing.com/_file/MarketingReport/PDF_File_4236.pdf

統計データ一覧はこちら >> 
http://www.cast-marketing.com/statistics/

■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■お知らせ
■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

◆会報誌「中国消費洞察」2021年12月号(vol. 90)発行

 会報誌2021年12月号(vol. 90)の巻頭特集では、毎年12月号の恒例となった中国消費トレンド番付の2021年版を発表しました。2021年に顕著となった中国消費の現場、トレンド、話題、商品などを中心に、今後の動向や日本企業にとっての影響などを加味しながら、ランク付けしました。

 世界に先駆けて新型コロナウイルスの感染封じ込めに成功し、中国の国内経済はほぼ“通常通り”の運営に戻った感がありました。一方で、局地的に発生するクラスター感染により、旅行やレジャーなど移動が伴う業態には、依然影響があったことは否めません。消費者心理的にも、やはりいつどこで感染するかわからないリスクがある以上、コロナ前のような消費行動を控える風潮が残っているのも事実でしょう。

 海外への渡航も制限されている中、旺盛な中国人の消費意欲は、国内へと回帰しました。海南島の免税政策による“爆買い”だけでなく、大都市を中心に、市中の高級ブランド各店も、好調な業績を維持していると耳にします。個性あふれるモールが各地で続々と誕生、また“外国”気分が味わえるような高級リゾートから、こぢんまりとしながらもオーナーの趣味やおもてなしが詰まった「民宿」(高級ペンション)なども人気となりました。

 一方、未だ残る新型コロナの恐怖に加えて、洪水などの災害や電力不足、さらには恒大集団のデフォルト危機などによる先行き不安から、行き過ぎた消費を控える動きも出はじめているようです。消費行動も理性的となり、メリハリのきいた「消費分級」トレンドも顕著になってきています。

 これまで“イケイケドンドン”だった中国消費ですが、ここに来てついに軽めのブレーキが踏まれつつあることを、生活者としても実感しつつあります。日本のメディア等では、中国経済についてポジティブとネガティブ両方の情報が錯綜している昨今ですが、ここで改めて中国消費トレンドの実態を的確かつ客観的に捉えることは意義深いでしょう。

 2021年に顕著となったトレンドや事象、商品やトッピクなどについて、独断と偏見ながら番付にまとめました。2021年を締めくくる特集として、これらピックアップした内容から、日本企業が中国でビジネスを展開していく上で、インサイト(洞察)となり役立つことを願いながら、調査・レポートしています。

 次にトレンドウォッチとして、毎年11月11日(独身の日)前後に開催される年間最大のネット通販セール「双11」(ダブルイレブン)をピックアップしました。

 どこか盛り上がりに欠けた2021年の双11セール。前年までの熱狂的な報道は影を潜め、淡々とセールが始まり、そして終わった感があります。予約販売受付も10月20日からとかなり前倒しでスタートし、結局、いつどのタイミングで買えばいいのかわからない状況。以前のように11月11日の当日目指して、買い物リストをワクワクしながら準備するという“お祭り”は、いまや遠い過去のようでもあります。

 天猫(Tモール)と京東(JDドットコム)の2大EC(電子商取引)プラットフォームの取引額は、それぞれ5,403億元と3,491億元を記録。ネット全体では9,651億元に達しました。取引額は前年を上回る好業績でしたが、一方で成長がこれまでよりもややスローダウンの傾向が見られました。

 成長が鈍化した要因としては、2021年に独占禁止政策が厳格化されたこと、またECプラットフォーム各社の取引額がすでにかなり高水準であること。さらにソーシャルコマースなど新興ECプラットフォームの台頭のほか、各社が頻繁にセールを開催することから、セールそのものが常態化し、新鮮味を失ったこと。そしてそれにより、消費が分散化したといった理由が挙げられるでしょう。

 消費者の双11セールに対する姿勢も、以前ほど熱狂的ではなくなりつつあるようです。「速報形式の取引額表示が消えた」、「双11って本当にそんなに得なのか?」、「いつからか双11に反感を感じるようになった」といったトピックが、ミニブログの微博(ウェイボー)の検索ランキングで上位に上がりました。消費者は以前よりも理性的になり、双11セールの吸引力が以前ほどではなくなっていることが窺えます。

 とはいっても、1兆元に迫る取引額を考慮すれば、依然として盛大な消費イベントであることに変わりありません。またそこには中国の消費トレンドやEコマース業界の方向性が色濃く反映されているのも事実です。

 そこで今号では、2021年の双11セールでのプラットフォーム各社の業績から、マーケティングトレンド、人気商品、消費者の傾向などについて分析し、そこから垣間見れる中国消費の動向や変化などについて調査・レポートしています。

 そのほか、以下のとおり、中国消費やマーケティングに関する情報が盛りだくさんです。

================
会報誌『中国消費洞察』 
2021年12月号(vol. 90)  もくじ
================

【巻頭特集】2021年中国消費トレンド番付
東西横綱には「内循環」と「新消費」を選出!!
2021年中国消費トレンド番付発表!ネットからリアルへの消費回帰も?

【トレンドウォッチ】2021年「双11」(ダブルイレブン)分析レポート
双11セールから見る中国ECと消費トレンド
国潮とライブコマースのメジャー化がますます顕著に

【マーケティングレポート】注目 KEY WORD
中国版D2C「私域」③
SNS時代の王道マーケティング

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/newsletter/

────────────────────────────────
【中国マーケティング会員コース クイックリンク】
────────────────────────────────
■ サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■ お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■ お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
■ メルマガバックナンバー >> http://www.cast-marketing.com/e-zine/
■ 会報誌バックナンバー >> http://www.cast-marketing.com/newsletter/

pageTop