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中国「Z世代」研究レポート(6)
Z世代の消費は趣味とリンク アイドルグッズ購入は“義務”
2021年4月12日
Z世代の消費は趣味とリンク
アイドルグッズ購入は“義務”

  Z世代は趣味から消費へと結びつける世代でもある。人気スターのグッズやアニメのフィギュア、IP(知的財産)関連などはその代表格だ。

  彼らは購買力と消費意欲の極めて高い世代で、購入決定権も有している。買い物に感情が入るのも特徴で、消費にも自身の価値観を反映したいと考えている。

  アイドルへの愛情を隠さないのもZ世代の特色の一つだろう。その消費観は「偶像(アイドル)経済」とも称される。彼らは自身の好きなアイドルがイメージキャラクターを務める商品を好んで購入する。

  アイドルのためにそうした商品を買うことは、ファンとしての義務だとも感じている。以前にアイドルの名が付けられた小惑星を買った若者や、米ニューヨークのタイムズスクエアのスクリーンにアイドルの誕生日広告を出した人もいたが、まさにこの世代だ。アイドル関連グッズを大量購入するなど、アイドルのためなら消費を惜しまない。

  Z世代の消費は流行の影響を受けやすい。またただ単に好きだから、ストレス解消のため、衝動的にという理由で買物をすることも少なくない。

  ファッション関連の消費の理由として、Z世代の約半数が「若く、元気になれる」ことを挙げている。次いで「センスアップできる」、「自分をカッコよく・きれいに感じたいから」などが続く。また彼らの42%がファッション関連の消費は自身へのご褒美だと回答した。(図1:ファッション関連製品を購入する理由)
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