中国の各自治体の2012年GDPデータが出そろった。31の省・自治区・直轄市のGDP成長率を見ると、天津市が前年比13.8％増と全国一。天津市はこれで、3年連続で成長率No.1となった。2位は重慶市と貴州省が並び、いずれも13.6％増となっている。

　3位以下は、雲南省（13.0％増）、陜西省（12.9％増）、四川省（12.6％増）、甘粛省（12.6％増）、青海省（12.3％増）、安徽省（12.1％増）、吉林省（12.0％増）、チベット自治区（12.0％増）と続く。近年の傾向と同様、内陸部の高い成長率が目立つ。

　沿岸部では、広東省が28位で8.2％増、浙江省が29位で8.0％増だった。ここまでが中国全体の成長率7.8％を上回っており、30位の北京市（7.7％増）、31位の上海市（7.5％）だけがそれを下回った。これも近年の傾向と言え、中国の成長の中心が沿岸部から内陸部もしくは発展途上地域へとシフトしていることがデータ上から読み取れる。

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