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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


全国トップクラスの商業施設が目白押し
華南最大の広州「天河」商圏
2017年9月13日
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広州の売上No.1のショッピングモールー正佳広場
 05年にオフィスを構えて以来、これまで何度も足を運んでいる広州。しかし行動エリアは、オフィスがある広州東駅周辺の天河区に限られているのが実状。今回改めて広州の商圏をじっくりと視察しました。
 
 商圏では、やはり天河区の存在感が圧倒的。96年オープンの老舗的存在の「天河城」、巨大なアップルストアとテスラ専門店が目立つ「天環広場」、室内水族館と充実したレストランのラインナップを擁し、16年7月にオープンしたLINEフレンズショップが人気の「正佳広場」と3つの商業施設が集まっています。
 
 またその向かいにある「太古匯」は、ルイ・ヴィトンやシャネルなど欧米系の高級ブランド店が揃い踏み。最近流行りの“文創”書店「方所」では、地場系デザイナーズアパレルブランド「EXCEPTION」の店舗も併設、文房具やアクセサリーのカウンターで実際に買い物をしている客も多く、本棚がなければここが書店であることがわからないほど。お洒落なカフェスペースはもはや店内の簡易喫茶のレベルを超越。照明や内装などお洒落や洗練さは他のどのお店よりも引けを取っておらず、単にカフェとしても一線級といえるでしょう。
 
 特に目を引いたのが、スターバックス(スタバ)での光景。最近、中国各地のスタバ店ではカフェラテやカプチーノなどエスプレッソ式マシンで抽出するコーヒーのほかに、コーヒー豆から挽いて目の前でドリップしてくれる「リザーブ」のコーナーが設置されています。しかし、どこもほとんど注文している客を見たことがないのですが、それもそのはず。一般のアメリカンがトールサイズで26元のところ、ドリップ式だと34元と割高だからなのですが、太古匯店ではオーダーが後を絶たず、ブラックエプロンを着たバリスタ(店員)がひっきりなしにドリップを続けています。
 
 広州人の特徴としてよく指摘されるのが、見栄やメンツよりもリーズナブルさを求める気質。以前なら「どうせ同じコーヒーだから安い方を」となるはずが、「少しお金を払ってもいいからより美味しいコーヒーを」というワンランク上の質を求める消費者が着実に増えていることの現れでしょう。

 華南一の巨大商圏「天河」。正佳広場、天河城、太古滙が売上のトップ3で、15年の売上はそれぞれ60億元、55億元、36億元。全国でも3位、4位、9位に堂々ランクインする実力を兼ね備えています。「香港から広州、そして周辺の都市へ」という中国ビジネスの展開モデルを真剣に検討してもいいかもしれません。
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