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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第294回】 地元市民の支持を受ける新華百貨
地場系が強い寧夏・銀川の消費現場
2017年11月1日
銀川の「旧」商圏のメインストリート「鼓楼南街」歩行街
銀川の「旧」商圏のメインストリート「鼓楼南街」歩行街
 寧夏回族自治区の首府・銀川。中国内でも正直あまり耳にしない都市で、これまで日本企業が進出したという話もほぼ皆無。私自身、「寧夏」という地名は台湾・台北市内にある人気の「寧夏観光夜市」で知ったくらい。「回族」という名称から、イスラム系の羊肉の串焼き屋台が並ぶ町並みを想像していました。
 今回、国慶節で訪問する前も、どちらかというと観光がメインで、消費現場の視察はあっさり終わるだろうと想定していました。しかし、実際にはその想定を遥かに超えるレベルと充実した商業環境がすでに形成されていました。
 銀川の商圏は大きく分けて二つ。簡単に「新」と「旧」なのですが、旧のほうは銀川のシンボルでもあるイスラム寺院「南関清真寺」と中国式歴史建造物である「鼓楼」の間に広がります。鼓楼から南に500メートル延びる歩行街「鼓楼南街」がメインストリート。上海の南京東路のように老舗百貨店やアパレル、玩具、飲食店が並び、夜になると屋台も出て多くの客で賑わいます。
 この旧商圏を牛耳っているのが、地場系小売流通大手の「新華百貨」。鼓楼南街の北側にH&Mやユニクロが入居するモール「新華百貨CCmall」、また南端で一番賑やかな場所に「新華百貨」と「新百購物中心」が向かい合わせで並び、存在感を示しています。1階の化粧品フロアも充実したラインナップで、スターバックスも今風の内装で、多くの客で席が埋まっています。
 その周りに「王府井百貨」や無印良品が入居する「国芳百貨」もありますが、新華と比べると、客足はそれほど多くありません。しかし、王府井の地下1階にある量販スーパーの「新百大売場」は多くの客で賑わっており、「新華」の強さが伺い知れます。実際に「新華」は銀川市内にモール6店舗、スーパー・コンビニ144店舗、家電量販6店舗を展開するなど、地元民からの圧倒的な支持を背景に多角化に成功しています。

 またスマートフォン(スマホ)を介したO2Oにも積極的で、「多点dmall」というアプリ会員システムを導入。会員登録をして電子決済の「支付宝(アリペイ)」と紐付けしておけば、500元以下の買い物の場合、レジで会員コードを提示するだけで、現金どころか支付宝も提示なしで自動的に精算され、同時に会員ポイントが貯まる仕組みになっています。
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