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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第301回】 出遅れ感もモール続々オープン
一躍脚光を浴びる西安の消費現場
2017年12月20日
シルクロードの起点として栄えた「西安」(写真:回族(イスラム族)のレストランがずらりと並ぶ「回民街」)
シルクロードの起点として栄えた「西安」(写真:回族(イスラム族)のレストランがずらりと並ぶ「回民街」)
 会報誌11月号の巻頭特集で「西安」を取り上げました。西安といえば、まず思い浮かぶのが「兵馬俑」でしょう。秦の始皇帝陵に埋められた無数の兵士や馬車の俑。これまで一度は映像で目にしたことがあるでしょう。

 「長安」として秦から漢、隋、唐に至る1000年以上も、中国の首都として栄えた西安。シルクロードの起点として、西側諸国との交易で栄えた国際都市ながら、近現代は改革開放による急成長の蚊帳の外でした。遅れて成長の波が訪れた内陸部の中でも、成都や武漢、鄭州などとも経済規模などで水をあけられ、観光以外は“パッとしない”イメージではないでしょうか。

 前回、西安の消費現場を視察したのは6年前の2011年秋。地下鉄が開通し、消費が開花しそうな雰囲気はあったものの、一昔前の百貨店と大型スーパーをメインとした商圏のみ。当時上海など沿岸の大都市で“雨後のたけのこ”のごとく誕生していた現代的なモールは、ほぼ皆無でした。

 また視察で興味深かったのは、意外と男性客の姿が目立ったこと。当時は石炭需要も旺盛で、西安のほかに周辺の都市からもいわゆる“成金”が集まり、男性アパレルや靴店で試着や買い物をする複数の男性グループ客をよく目にしました。洗練された都市風のファッションを身にまとった消費者も少なく、当面は日本企業にとってそれほど大きなチャンスはないと結論付けた記憶があります。

 そうした中、昨年終わり頃、欧米系の高級ブランド企業に勤める台湾の友人から発せられた一言にハッとさせられました。「最近、西安がすごいことになっている」。モールの新規オープンが相次ぎ、彼女たちも17年に数店舗の出店を予定しているとのことでした。高級ブランドの中でも特に保守的な出店戦略を取る彼女たちがそこまで積極的に攻勢を仕掛けるのはなぜか。

 その解を探るために今年の国慶節休暇を利用して視察に訪れた西安。中国政府が推し進める一帯一路戦略の最重要都市として、今後の発展が大いに期待できる現場と政策についてレポートしています。 
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