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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第347回】 「双12」イベントで何が起きる?
「口碑」と「餓了麼」が統合
2018年12月5日
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 あっという間に2018年も12月となりました。中国では日本ほど“師走”感はないのですが、それでも街中やレストランなどでクリスマスツリーなどを目にすると、もうすぐ年の瀬だと感じます。

 今年の11月はどこか慌ただしかった気がします。特に上海は輸入国際博覧会が開催されたこともあるでしょう。また、もちろん11日(独身の日)のアリババ・天猫「双11」セールもあり、その後の荷物がひっきりなしに届くからか、とにかくバタバタと1ヶ月が過ぎました。

 本来であれば、これにさらに「黒五(ブラックフライデー)」の越境ECセールもあったはず。今年は暦の関係で23日となり、双11とあまりに近すぎたせいか、ほとんど盛り上がることなく過ぎ去ってしまいました。

 最近、エレベーターやスマートフォン(スマホ)でよく目にするのが「1212」。12月12日の「双12」イベントの広告です。まだ熱気冷めやらぬ状況下で「またセール?」といった感じですが、こちらはどちらかというとオフライン、つまり実店舗をメインとしたセールとなっています。

 双12が始まった当初は、双11で売れ残った在庫を処分するためといったイメージがありましたが、その後、アリババは見事に“イメチェン”に成功。その主役となったのが「口碑(コウベイ)」という「食べログ」のようなクチコミアプリです。

 中国では「大衆点評」が圧倒的なシェアを占めていたクチコミ市場。そこに割って入るべく、15年6月に口碑をスタート。口碑は初耳の人も多いかもしれませんが、お使いのスマホ決済「支付宝(アリペイ)」を開くとその中に組み込まれています。つまり、「支付宝=口碑」の会員に自動的になっているのです。

 この口碑。今年10月に同じくアリババ傘下となったネット出前(フードデリバリー)の「餓了麼」と統合し、「阿里本地生活服務公司」という新会社を設立したとのこと。客を店に誘導する「口碑」と、店から食事を客の元に届ける「餓了麼」の合体。つまり各地の「生活サービス」をワンストップで提供する会社の誕生というわけです。

 双12イベントを目前に控え、彼らはこの合併を通して何を仕掛けようとしているのか。詳細はまた次週のメルマガで紹介することにしましょう。 
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