中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!
大亀浩介の中国ビジネスコンサルタントの眼

大亀浩介の中国ビジネスコンサルタントの眼 [ 2024年4月24日 ]

【第617回】地方都市の97%が両親と同じ都市に在住
地元愛強い(?)地方在住「小鎮青年」
 10億人超の人口を擁し、今後の巨大市場として話題の「下沈市場」。三線級以下の地方都市に住む若い「小鎮青年」も新興消費層として注目されています。では、彼らの婚姻状況を見てみましょう。Mob研究院・庫潤数据の「都市男女&小鎮青年発展洞察報告」の18~32歳の年齢層を対象に実施したアンケート調査によると、都市部では、結婚して子供を持つ割合が62.4%に達しています......

 

大亀浩介の中国ビジネスコンサルタントの眼 [ 2024年4月17日 ]

【第616回】 地方都市の賃貸需要はわずか6%のみ?
6割が不動産所有(?)の地方在住「小鎮青年」
黒蟻資本(BA Capital)の「県域市場中青年消費トレンド研究」によると、県(中国の行政単位では直轄市・省、市の次にあたる)の住民のうち、60%が不動産を所有。2件以上を所有する人も5%に達しています。また30%は両親所有の不動産に住んでおり、賃貸需要はわずか6%に過ぎないようです......

 

大亀浩介の中国ビジネスコンサルタントの眼 [ 2024年4月10日 ]

【第615回】 単なる節約とは異なる「反向(リバース)消費」とは?
日本ブランドもレトロ感演出で勝負すべき!?
会報誌3月号では、2024年の中国マーケティングトレンドの動向を、企業、消費、テクノロジー、インフルエンサーのキーワードから洞察しました。中国で「情緒営銷」と呼ばれる、消費者の情緒に訴えかけて、精神的な満足感を演出するエモーショナル・マーケティングが重要視されつつあります。将来の先行き不透明感が増すなか、古き良き時代を思い出させながら、消費意欲を前向きにさせる手法です......

 

大亀浩介の中国ビジネスコンサルタントの眼 [ 2024年4月3日 ]

【第613回】 地方の若者は毎日1時間ショート動画視聴
下沈市場攻略は動画プラットフォームの活用を!
黒蟻資本(BA Capital)は「県域市場中青年消費トレンド研究」で、下沈市場にはより多様な職業機会が存在していると主張しています。例えば、「up主」と呼ばれる動画コンテンツ制作・投稿者、ライバー(ライブ動画配信者)、カメラマンなどニューメディア関連の業種。また「自由業」と呼ばれる個人経営者や起業家なども含まれます......

 

大亀浩介の中国ビジネスコンサルタントの眼 [ 2024年3月27日 ]

【第613回】 地方に“里帰り”する若いデジタルノマド世代
「下沈市場」と「小鎮青年」に注目すべし!
10億人を超える人口を擁し、今後の中国消費を支える巨大市場として注目を集める「下沈市場」。中国で都市の発展度合いに応じて「一線」から「五線」までランク付けされる階級のうち、三線級以下の地方都市と農村部が含まれます。下沈市場の居住者の収入と可処分所得の伸び率は、一線や二線級の大都市を大きく上回っており、ECプラットフォーム各社にとっても重要な成長源となっています......

 

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